夏休みが近づいてきて、楽しい予定で頭がいっぱい……の前に、忘れちゃいけない宿題が待っています。
自由研究もその一つで、生徒にとって難易度の高い課題だと言っても過言ではないでしょう。
「何をテーマにすればいいのか全然思いつかない!」と頭を抱えている人も多いはず。
そこで本記事では、自由研究のテーマ選びに役立つサイトの紹介や、おすすめテーマ、さらにまとめ方のポイントまで、分かりやすく説明していきます。
小中学生におすすめの簡単に取り組める自由研究テーマ
さて、小中学生にぴったりな自由研究のテーマには、どんなものがあるのでしょうか?
ここでは、幾つかの面白いアイディアを紹介させて頂きます。
テーマその1:目の錯覚を使ったアート作品
自由研究のテーマとして、特に「目の錯覚を利用したアート作品」がおすすめです。
絵を描くのが好きな人、アートに興味がある人
インターネットや図書館で「錯覚アート」について調べ、どんな種類があるのか分類してみましょう。
集めた事例をもとに、自分でオリジナルの錯覚アートに挑戦するのも楽しいですね。
なぜ錯覚が起きるのか、どの作品にどんな仕掛けが使われているのか…などをまとめてレポートにするとより本格的になります。
テーマその2:シャボン玉が飛び立つ瞬間を観察しよう
シャボン玉が飛び立つ瞬間を観察して記録するのもいいでしょう。
実験が好きな人、動画撮影に興味がある人
ストローを使ってシャボン玉を作り、その様子をビデオ撮影します。
シャボン玉がストローから離れる瞬間を、スロー再生やコマ送りでじっくり観察してみましょう。
ストローの太さや材質、シャボン玉液の配合を変えると、どんな違いが出るかも比較して記録するのがおすすめです。
動画や写真、図を使って変化をわかりやすくまとめると良いでしょう!
テーマその3:手作り雨量計で天気を調べよう
雨量計を自作して、天気を調べるのも自由研究のテーマに向いています。
工作が好きな人、自然観察が好きな人
空になった牛乳パックを使って、自作の雨量計を作りましょう。
雨の日に外に設置して、時間ごとの雨量を記録します。
事前に天気予報で降水量を調べ、実際の測定結果と比較してみるのも面白いです。
雨の強さに対する自分の体感と、記録した数値を組み合わせて考察をまとめれば、より深い研究になります。
その他の様々なテーマについて
他にも自由研究におすすめのテーマは数多く存在します。
・石けん水などの液体を使って、光の通り道をスケッチ
・ペットボトルの中に雲を作る実験に挑戦
など、自由研究のアイデアは、無限大といっても過言ではありません。
興味のある分野から自由に選んで、楽しみながら取り組んでみましょう!
自由研究のまとめ方のポイントについて
せっかく調査や実験を頑張ったのに「どうやってまとめたらいいかわからない…」と悩んでしまったらもったいないですよね。
最後までしっかり仕上げるために、まとめ方の基本を押さえておきましょう!
まず、レポートを作る際には、次のような流れで構成するとスムーズです。
・そのテーマを選んだきっかけ・目的
・準備した道具や材料
・調査・研究の方法
・実験前の仮説と、実験・工作の結果
・考察や感想
・参考にした本やサイト
自由研究では、これらを写真や図と合わせて整理していくといいでしょう。
まとめるスタイルも、模造紙、アルバム、スクラップブック、スケッチブック、日記帳など、テーマに応じて工夫するとより魅力的になります。
例えば、数日で終わる実験なら、大きな模造紙にインパクトのあるレイアウトでまとめるのもいいアイデアです。
工程や変化を丁寧に見せたい場合は、アルバムやスクラップブック形式がぴったりです。(写真を時系列で並べると、分かりやすくなります。)
写真を撮るときは、全体がわかるカットと、ポイントをクローズアップしたカットの両方を意識して撮影しておくと、後からまとめる時にとても役立ちます。
また、写真だけでは伝わりにくい部分があれば、イラストを取り入れるのもおすすめです。
手描きのイラストは、熱意が伝わるので見る人にも好印象を与えます。
さらにデータをまとめる場合はグラフや表も活用しましょう。(ただし、写真やイラストでカラフルになりすぎる可能性があるので、グラフの色使いはシンプルに。)
2〜3色程度に抑えると、全体がすっきり見やすくなるので、お試しください。
自由研究のテーマ探しに役立つサイトを紹介!
自由研究のテーマを探すのに苦労している場合は、ウェブサイトを参考にしてみるといいでしょう。
おすすめのサイトを幾つか紹介しますので、参考にしてみてください。
おすすめサイトその1:ベネッセ教育情報サイト
「ベネッセ教育情報サイト」では、自由研究を特集しているページがあります。

このサイトでは、自由研究のテーマを「無料診断ツール」と「キーワード検索」の2つの方法で見つけることができます。
診断ツールでは、理科系か社会系か、インドア派かアウトドア派か、1日で終わるか1週間かかるかなど、自分のスタイルに合わせた選択をするだけで、おすすめテーマが提案されます。
また、「キーワードから探す」では、屋内向け・屋外向けを選んでから興味のあるキーワードをクリックするだけで、短期間で終えられるテーマが一覧で表示されます。
どちらの方法も、やり方やまとめ方をわかりやすい説明と画像つきで紹介しているので、初めての人でもスムーズに取り組めます。(※さらに詳しく知りたい場合は、会員登録が必要です。)
おすすめサイトその2:学研キッズネット
「学研キッズネット」も自由研究のテーマを探す際に重宝するサイトです。

こちらでは、豊富なテーマの中から自由研究にぴったりのものを選ぶことができます。
実験の様子を動画で見ることができるので、文章だけではイメージしにくい場合も安心。
さらに、「自由研究ワークシート」「自由研究計画書」「星座早見盤」などの便利なツールがPDFでダウンロード可能です。(一部機能は会員登録が必要です)
おすすめサイトその3:科学自由研究Info
「科学自由研究Info」も自由研究のテーマ探しに役立つサイトとなるでしょう。
NPO法人日本サイエンスサービスが運営しているサイトで、科学自由研究コンテスト経験者によるテーマが多数掲載されています。
高校生向けの内容も含まれているため、少し難易度は高めですが、科学や理科好きにはたまらないテーマが揃っています。
本格的な研究に挑戦してみたい人は、参考にしてみるといいでしょう。
おすすめサイトその4:クックパッド
料理レシピの宝庫である「クックパッド」は、自由研究に関係のないイメージが強いですが、意外と活用できます。
作った料理をテーマに、使った食材の産地や栄養素を調べたり、料理過程を写真で記録してまとめるのも一案です。
レシピ検索は無料で、バリエーションも豊富なので、興味のあるメニューがきっと見つかりますよ。
まとめ
今回は、小中学生向けの自由研究のテーマを探す方法などについてまとめました。
自由研究は、ただ宿題をこなしていくだけという単純なものではありません。
自分の「好き」や「気になる」を形にできる、特別なチャンスだと言っても過言ではないでしょう。
今回ご紹介したテーマやまとめ方をヒントに、ぜひあなただけの研究に挑戦してみてください。
失敗しても大丈夫!チャレンジすること自体が大きな成長に繋がっていくはずです。
この夏は、自由研究を通じて、自分の世界をもっと広げてみましょう!