浴衣を着ながら、夏の風物詩である花火大会やお祭りなどに参加すると気分も上がりますが、「あれ、バッグどうしよう…」と悩んだ経験はありませんか？
浴衣専用の巾着やバッグは確かに雰囲気に合いますが、購入しても出番が少なく、結局タンスの肥やしになってしまうことも…
実はこのような時でも、普段使いのバッグで代用できるものが意外と存在するのです。
例えば、小さめのトートバッグ、ナチュラルな印象のカゴバッグ、シンプルなポシェット、透明感のあるビニール素材のバッグなどは、組み合わせ次第で浴衣スタイルにもよく馴染みます。
地域の小規模なお祭りやイベントなら、「バッグを持たない」選択肢も一つのスタイルです。
必要最低限のスマホやミニ財布、ハンカチなどを帯にしのばせたり、袖の中にさりげなく収める方法もあります。
荷物が多い場合は、同行者にお願いしてしまうのもひとつの手ではないでしょうか。
本記事では、浴衣に似合う代用バッグのアイデアや、荷物を極力減らすためのテクニックなどを紹介していきます。
浴衣用バッグが手元にないときの工夫
浴衣は夏祭りや花火大会はもちろん、テーマパークやちょっとしたイベントにもぴったりですが、意外と「バッグまで準備していなかった…」ということもありますよね。
新たに購入するのはコストがかかりますし、手作りしようにも時間が足りないという方に向けて、以下の3つの工夫を提案します。
・必要最低限のアイテムを帯や袖にしまって持ち歩く
・風呂敷を使って簡易バッグを作る
特に便利なのが風呂敷で、正方形の布一枚あれば、切ったり縫ったりせずにその場で結んで即席バッグに早変わりします。
風呂敷は、和の雰囲気もあるので、浴衣との相性も抜群だと言っても過言ではないでしょう。
浴衣に似合う代用品バッグの選び方
普段使いのバッグを浴衣と合わせて使いたいときは、次のようなポイントに注目すると違和感なくまとまります。
・素材は布、カゴ（ラタン・ペーパー素材など）、ビニールなど自然で軽やかな印象のもの
・軽量で持ち運びしやすいサイズ感
浴衣スタイルには、大きくて重たいバッグより、さりげなく持てる小さなサイズが映えます。
また、ポシェットのようなコンパクトなタイプなら、合皮素材でもカラーを選べば浴衣に馴染みやすくなります。
フォーマルすぎたり硬すぎるデザインでなければ、日常使いのバッグも意外と活躍します。
浴衣のデザインが明るく華やかであれば、組み合わせの幅もグッと広がるでしょう。
浴衣に合わせやすい手持ちバッグのアイデア
浴衣に似合うバッグがないときは、家にあるアイテムの中から代用できるものを探してみましょう。
意外と使えるバッグ（以下のような感じの）が見つかるかもしれません。
小さめのトートバッグ
手持ちのミニトートがあれば、それを活用してみてはいかがでしょうか？
布素材で、浴衣と調和する落ち着いた色合いなら十分使えるので、おすすめです。
たとえば、シンプルな黒や紺のトートなら、モノトーン系の浴衣や下駄ともよくなじみます。
持ち手が長すぎると引きずってしまう可能性があるため、手に持ってちょうど良い長さかを確認しましょう。
必要に応じて、少し大きめのサイズでもレジャーグッズや軽食を入れるのに便利です。
カゴバッグ（バスケットタイプ）
夏の定番アイテムであるカゴバッグは、ナチュラルな雰囲気が浴衣にもぴったり。
ショルダーストラップではなく、短いハンドル付きのタイプを選ぶのがポイントです。
サイズが多少大きくても、持ち手が短ければ上品にまとまります。
おうちにあるカゴバッグを一度チェックして、浴衣との相性を試してみましょう。
ポシェットやサコッシュ
小さくて華奢なデザインのポシェットやサコッシュもおすすめです。
肩ひもの細いタイプで、スマートフォンや小さな財布が入る程度のサイズ感がベストです。浴衣姿に軽やかさをプラスしてくれます。
ビニール素材のクリアバッグ
透明感のあるビニールバッグは、見た目も涼しげで夏の装いによく映えます。
特にカラフルな柄の浴衣に合わせる場合、ポップな印象のクリアバッグは好相性。
ただし、大きめだとカジュアルすぎて浮いてしまうこともあるため、控えめなサイズ感を意識しましょう。
もし大きなプールバッグ風のものしか手元になければ、荷物用のサブバッグとして使うのもアリです。
今や浴衣は手頃な価格で手に入るようになり、着る機会もぐっと増えました。
バッグも無理に「和」にこだわらず、自分なりのセンスで組み合わせを楽しんでみてくださいね。
浴衣スタイルと相性が悪いバッグとは？
せっかくの浴衣姿でも、選ぶバッグによっては全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
特にカジュアルやスポーティーすぎるデザインのものは、和装との相性があまりよくありません。
バックパック（リュック）
たくさん荷物が入る便利なアイテムとして人気のリュックですが、浴衣と組み合わせるには不向きです。
背負うことで帯に当たってしまい、形が崩れる原因になるだけでなく、見た目の印象もチグハグになりがちです。
ただし、男性の場合はカジュアル寄りの浴衣スタイルに合わせて使うケースもあるため、完全にNGとは言い切れません。
どうしても荷物が多くなる場合は、同行者に大きな荷物を任せるのも一つの手です。
肩掛けバッグ（ショルダータイプ）
片方の肩にかけるタイプのバッグは、浴衣の形を崩す原因になりやすく、だらしなく見えてしまうことも。
特に、長時間肩にかけて歩くと襟元や帯周りがずれてしまう可能性があります。
一方、素材感が柔らかくナチュラルな印象の布製やカゴ素材のバッグであれば、手に持って使う分には違和感が少なくなります。
もしショルダーバッグしか手元にない場合でも、持ち手を短く調整して手提げスタイルに変えると、ぐっと浴衣に馴染みやすくなりますよ。
「バッグなし」で浴衣を着用する時のおすすめアイテム一覧
遠方へのお出かけや電車移動がある場合はバッグが必要になることもありますが、自宅周辺の夏祭りや花火イベントにふらっと出かける程度なら、あえてバッグを持たないという選択も十分アリです。
荷物が少ない場合は、むしろ手ぶらのほうが身軽で動きやすく、浴衣姿もすっきりと見えます。
最低限持ち歩きたいアイテムは以下の通りとなっています。
推奨アイテムその1：財布
かさばる長財布よりも、最近人気の小さめ財布やカードケースタイプがおすすめです。
帯にさっと挟めば、手軽に持ち歩けて見た目もスマートになるでしょう。
推奨アイテムその2：スマートフォン
薄型で軽いスマホであれば、帯の間に収納することも可能です。
落とさないよう、しっかり固定するのを忘れないようにしておきましょう。
推奨アイテムその3：ハンカチ、ティッシュ、リップなどの小物類
ハンカチやティッシュなどの軽量なものは、袖の中に忍ばせておくと便利です。
これらのアイテムは、取り出しやすさも意識しておくといいでしょう。
推奨アイテムその4：うちわや扇子
夏のお出かけに欠かせない涼感アイテムは、帯の後ろに差して携帯するのが定番スタイルで、和の風情もアップします。
これくらいの持ち物であれば、バッグがなくても十分に楽しむことができるでしょう。
特にカップルでのお出かけなら、レジャーシートや飲み物などのかさばる荷物は彼にお願いするのも、ひとつの手かもしれませんね。
まとめ
今回は、浴衣に似合う代用バッグのアイデアや、荷物を極力減らすためのテクニックなどについてまとめました。
浴衣に合うバッグが手元になくても、無理に専用のものを買わなくても大丈夫です。
身近なミニトートやカゴバッグ、コンパクトなポシェットなどを上手に活用すれば、浴衣スタイルにも十分マッチします。
風呂敷を使って即席バッグを作ったり、荷物を最小限にして手ぶらで出かけるスタイルも選択肢のひとつでしょう。
帯や袖を活用すれば、スマホやミニ財布、ハンカチなどの必需品もスマートに持ち運べます。
大切なのは「浴衣を楽しむ気持ち」。形式にとらわれず、自分なりの工夫で快適かつおしゃれに過ごしましょう。
お気に入りの浴衣コーデで、夏のイベントを思い切り楽しんでくださいね。
