洗濯物を干した後、取り込むタイミングを見極めるのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか？
特に「どの時間帯に取り込むか」は、天候や生活リズムに左右されがちで、つい後回しになってしまうこともありますよね。
「乾いていれば問題なし」と考えている方も多いかもしれませんが、実際は、洗濯物をしまうのに適した時間帯が存在するので、それを熟知しておいた方がいいでしょう。
このタイミングを逃してしまうと、せっかく洗った衣類に悪影響が出る可能性もあるので、気を付けなければなりません。
そこで本記事では、洗濯物をしまうのに最適な時間帯と、タイミングを逃してしまった時の対応方法などについて紹介していきます。
洗濯物を取り込むのに理想的な時間帯とは？
まずは、洗濯物をしまうのに適しているとされる時間帯について見ていきましょう。
・夜のうちに干した場合は、翌日の昼12時から午後2時頃までの取り込みがベスト。
・昼頃に干した洗濯物も、午後3時までには屋内へ移動するのが理想です。
これらの時間帯に取り込むことで、衣類の乾き具合や外気の影響を最小限に抑えられます。
それぞれの時間帯に適した理由についても、次の項目で詳しく見ていきましょう。
夜に洗濯物を干す場合のポイント
本来であれば、洗濯物は日中に天日干しして早めに取り込むのが理想的です。
とはいえ、現代のライフスタイルでは、夜間に洗濯をする方も少なくありません。
もし夜に洗濯物を干すのであれば、翌日の正午から午後2時ごろを目安に回収するのが望ましいでしょう。
なぜなら、午後3時を過ぎると空気中の湿度が高まりはじめ、夜間にはさらに湿気が増えるため、洗濯物が再び湿ってしまう可能性があるからです。
特に夜干しの場合、気づかないうちに洗濯物が夜露を吸ってしまうことがあります。
一見乾いているように思えても、内部に湿気が残っていることが多いため、十分な日差しのある時間帯に回収することが大切です。
快晴の日の昼過ぎは、日差しが強く洗濯物もよく乾くため、12時～14時の間に取り込むのが効果的です。
昼に洗濯物を干す場合のポイント
急ぎの洗濯で、昼過ぎに洗濯物を干すこともあるのではないかと思われます。
この場合も、午後3時までの時間帯は、外でしっかりと乾かすことが可能です。
ただし、それ以降は空気中の湿度が上がり始めるため、室内干しに切り替えることをおすすめします。
夏場であれば、強い日差しのおかげで3時間程度で乾くことが多いですが、春・秋・冬はそうもいきません。
特に冬は日照時間が短く、気温も低いため、6時間以上かかることもしばしば。夕方以降は湿気が戻りやすく、なかなか乾かないこともあります。
湿った状態が長く続くと、細菌が繁殖しやすく、衣類に嫌なニオイが発生するリスクもあるので、注意しましょう。
そのため、午後3時を境に室内干しへ切り替えることで、衛生的にも安心できるでしょう。
見た目には乾いているようでも、繊維の奥に水分が残っているケースもあるため、時間管理がとても重要です。
仕事や外出で予定より遅れてしまうこともありますが、可能な限り15時前後を意識して洗濯物を取り込む習慣をつけましょう。
次のセクションでは、干した洗濯物を15時までに取り込むことが不可能だった場合の具体的な対処法などについて解説していきます。
洗濯物を15時までに取り込むのが難しい場合の対処方法
忙しい日や予定が立て込んでいる日には、洗濯物を外に干したものの、取り込むタイミングがつかめないこともありますよね。
そんなときには、以下のような室内での乾燥方法を事前に選択しておくのが安心です。
・浴室乾燥機を活用する
特に「夕方まで家に戻れない」とあらかじめ分かっている場合は、最初から外干しは避けたほうが無難です。
晴れていても油断は禁物で、外に長時間放置すると湿気を吸いやすくなったり、衣類に臭いが付いたりする可能性があります。
外気の状態に左右されずに確実に乾かすためにも、あえて室内に干すという判断が、洗濯物を清潔に保つコツと言えるでしょう。
まとめ
今回は、洗濯物をしまうのに最適な時間帯と、タイミングを逃してしまった時の対応方法などについてまとめました。
洗濯物をスムーズに乾かし、トラブルを防ぐには、取り込む時間帯を意識することが大切です。以下に、基本の目安を整理しておきましょう。
2）夜間に干した場合 → 翌日の昼12時〜14時を目安に取り込む
3）昼頃に干した場合 → 午後3時まで外で干し、その後は屋内に移動させる
これらの時間を過ぎてしまいそうなときは、最初から室内干しにするか、浴室乾燥などの設備をうまく使って湿気を取り除くようにしましょう。
また、外に干したまま取り込みを忘れてしまったときは、衣類を一度洗い直すか、乾燥機能で再度しっかりと水分を飛ばすことで、においや雑菌の発生を防げます。
予定変更が多い日でも、柔軟に対応できるように事前の工夫を取り入れておくと、洗濯のストレスも減るはずです。
洗濯は「干して終わり」ではなく、「取り込んで仕上げる」までがセットです。
時間の管理と乾かし方の工夫で、清潔で気持ちの良い洗濯習慣をキープしていきましょう。
