暖かい季節が近づくにつれ、ドライブを楽しむ機会も増えてきます。
しかし、日差しが強い場所での駐車は車内温度を劇的に上昇させ、まるでサウナのような状態になりがちです。
特に車内のダッシュボードは熱が集中する場所で、時には70度近くにも達します。
そこで、今回はどうすればダッシュボードの熱対策ができるのかを紹介していくことにします。
車内のダッシュボードが熱くなる原因
車内のダッシュボードが熱くなる原因として、主に以下の二つが挙げられます。
2.温室効果で車内全体の温度が上昇するため
ダッシュボードの材料は通常、熱を吸収しやすい色と質感を持っているため、太陽の熱エネルギーを吸収して非常に熱くなります。
車が外に駐車してある時、太陽の光が直接ダッシュボードに当たることによって、熱が籠ってしまうのです。
そして、車の窓は、内部に太陽光を通して、熱を閉じ込めることがあります。
これは温室効果と似ており、光は容易に窓を通過しますが、車内に閉じ込められた熱は外に逃げにくくなっています。
その結果、車内全体の温度が上がり、ダッシュボードも含めて内部の表面が熱くなるのです。
これらの現象を軽減するためには、車を日陰に駐車する、サンシェードを使用する、窓をわずかに開けて空気の循環を良くするなどの対策が効果的です。
車内のダッシュボードの熱はタオルで防げるのか?
車内のダッシュボードの熱対策として、タオルを置くことは、一時的にある程度の効果を発揮します。
タオルは太陽の直射日光を遮り、ダッシュボードが直接日光に当たるのを防ぐ効果があるため、熱の蓄積を抑えることが可能です。
また、タオルが太陽の熱を吸収し、ダッシュボード自体の温度が上昇するのを遅らせる効果もあります。
ただし、タオルを使用する場合には以下の点に注意をしましょう。
2.タオルの設置:タオルが風で飛ばされないように、しっかりと固定するか、ダッシュボードにしっかりと広げて置くことが重要です。
3.頻繁な交換:タオルが湿気を吸収してしまうと、その効果が低下する可能性があるため、定期的に乾燥させるか、交換する必要があります。
タオルは手軽で簡単な方法ですが、より効果的な熱対策としては、サンシェードの使用や窓のティント加工など、他の方法と組み合わせて使用することをお勧めします。
これらの働きにより、車内の熱対策をさらに強化することができるはずです。
車内のダッシュボードの熱対策をさらに強化する方法
ダッシュボードの熱が主な高温の原因となっているため、タオルを置くのは一つの解決策ですが、さらに効果的な方法としては、日射を直接遮ることが挙げられます。
そして、車内の熱を上げないようにすることも重要となってくるでしょう。
車内のダッシュボードが過度に熱くなるのを防ぐための対策方法は幾つかありますので、それらを紹介していきます。
サンシェードの使用
サンシェードは取り付けと取り外しが必要ですが、使用しない時には車体にダメージを与えることなく保管できる利点があります。
フロントガラスにサンシェードを設置することで、直接的な日差しを遮り、ダッシュボードへの熱の蓄積を抑えることが可能です。
折り畳み可能なものや、反射材料を用いたものなど様々な種類のサンシェードが存在します。
遮熱性の高いサンシェードを選ぶ際は、外側が光を反射する色の厚いものを選ぶと効果的です。
カーフィルムで窓のティント加工を行う
窓ガラスにUVカットや熱反射のカーフィルムを貼ることも、車内温度の上昇を抑える効果があります。
これにより、ダッシュボードへの熱の伝わりを低減することが可能です。
一度設置すれば継続的に利用できるため、かなり利便性が高いアイテムだと言えるでしょう。
しかし、取り付ける際にはサイズの正確な測定と気泡や傷が入らないよう注意が必要です。
色付きのフィルムを選ぶ場合も、視認性を保ちつつ遮熱性を重視することが推奨されます。
ダッシュボードカバーの使用
ダッシュボードにカバーを装着することも熱対策として効果を発揮するでしょう。
直接的な日光の影響を受けにくくし、また熱を吸収する材料を選べばその効果はさらに高まります。
カーポートやガレージでの駐車を行う
車を直射日光が当たらない場所に駐車することができれば、熱対策に効果的です。
カーポートやガレージを使用することで、日差しを直接遮ることができます。
車に乗る前にエアコンをかけておく
車に乗る前にエアコンを数分間運転し、内部の空気を入れ替えておくと、車内温度が下がります。リモートスタート機能がある車なら、乗る前にエアコンをかけておくことができます。
これらの方法を組み合わせて使用することで、車内の温度は大幅に下がり、ダッシュボードの熱をより効果的に軽減することが可能です。
まとめ
今回は車内のダッシュボードの熱を対策する方法についてまとめました。
ダッシュボードの熱問題の対策として、日光を直接遮断する方法が最も効果的です。
特にサンシェードやカーフィルムなどが有効なため、用意しておくことをおすすめします。
熱の対策をしっかりと行うことで、快適なドライブを楽しむことができるようになるでしょう。
そして、車内のアイテムを置く場合は、安全性を考慮し、特に熱が集中するダッシュボード上は避けるべきです。
また、車内温度の上昇による飲料の爆発事故も報告されており、運転時は常に環境に注意を払うことが重要です。