カラフルな色合いの生クリームを作ってみたいと思ったことはございませんか？
このようなクリームは、食紅（食用色素）を入れることによって作ることが可能です。
食紅と聞くと赤い色の着色料しかないように感じるかもしれませんが、実は多種多様な色が存在します。
食紅を活用して生クリームを作る際は、ただ単に混ぜるだけでは失敗するケースもあるため、コツを掴まなければなりません。
本記事では、食紅（食用色素）を活用して、カラフルな色合いの生クリーム（特に人気の高い「青いカラーリングの生クリーム」も含む）を作る方法などを詳しく解説していきます。
カラフルな色合いの生クリームを作る方法
カラフルな色合いの生クリームを作る際は、食用着色料を添加するタイミングを見極めなければなりません。
この作業は、生クリームがまだ液状である段階に行うことが最適です。（生クリームが固まった後に加えると遅いです。）
粉末状の着色料を使用する場合は、最初に少量の水で溶かしておき、その後で生クリームにゆっくりと混ぜ込みます。
色が足りない場合は、着色料を追加して色調を調整し、望む色になった段階になると、生クリームを泡立て始めるといいでしょう。
生クリームを美しく泡立てる技術について
生クリームを効果的に泡立てるには、いくつかのコツがあるので、気を付けましょう。
まず、使用する生クリームは使用前に十分に冷やしておくことが重要となります。
また、泡立てる容器が完全に清潔で、油分や水分が残っていないことを確認しておいてください。
さらに氷水を用いた大きなボウルを活用しながら泡立て作業を行うことで、生クリームを冷やしながら効率的に泡立てることができます。
生クリームの泡立てにおいては、徹底した温度管理（低温の状態を保っておく）を行わなければなりません。
適切な固さが出るまでしっかりと泡立てた後、しっかりとした角が立つことを確認しましょう。
泡立ちが終わった後に食紅や食用色素などを加えると、均一に混ざるためにはかなりの混ぜ作業が必要になり、その結果生クリームが硬くなり粒状になることがあります。
色を加える場合は、生クリームを泡立てる前に添加しておくといいでしょう。
生クリームがうまく固まらない原因と解決策
生クリームが固まらない、または期待した質感にならない原因として、以下のようなものがあるので、改善することをおすすめします。
・クリームの脂肪分（脂肪分が低いと泡立ちにくい）
・過剰な液体（水分が多過ぎると固まりにくい）
・泡立て方（均一でしっかりとした速度で泡立てる）
特にしっかりと冷却されていない状態では、生クリームは望む固さになりにくいので、徹底した温度管理を行わなければなりません。
そして、過剰に混ぜることによって、生クリームが過度に固まったり、分離してしまうこともあるため、気を付けましょう。
強く混ぜることが良いと言われていますが、強すぎても失敗する可能性があるため、適度な混ぜ方を心がけましょう。
食紅（食用色素）の種類や使用方法などについて
ここからは、食紅（食用色素）の種類や使用方法などを紹介していきます。
生クリームに色を付ける際の食紅（食用色素）の形状
生クリームを着色する際、食紅（食用色素）は「粉末タイプ」と「液体タイプ」のどちらを使用しても大丈夫です。
それぞれのメリットは、以下のような感じとなっています。
・液体タイプ：色を着けるのが簡単、初心者でも扱いやすい
粉末タイプの食紅を使用する場合、衣服につくと洗い落としにくくなってしまうため、飛び散らないように最初に水で薄めておいてから使用するといいでしょう。
このように粉末タイプは初心者には扱いにくいイメージがありますが、色の調整が容易で、液体タイプに比べて保存期間が長いという大きなメリットがあります。
そして、液体タイプの食紅は扱いやすく、数滴加えるだけで簡単に着色することが可能な一方で、使用量が多くなるとクリームが柔らかくなりすぎてしまうリスクがあるので気を付けましょう。
生クリームに色を付ける際の食紅（食用色素）の最適な使用量
生クリームに鮮やかな色を付ける場合、どれくらいの食紅（食用色素）を使用するのが適切かというと…「非常に少ない量」で十分です。
例えば、耳かき一杯程度やつまようじの先で触れる量だけで、必要な色を得ることが可能です。
このくらいの容量は食用色素の初心者にも扱いやすく、効果的だと言えるでしょう。
100円ショップで食紅（食用色素）の取り扱いはあるのか？
100円ショップでは、食紅（食用色素）を手軽に購入することが可能なため、初心者の方にもおすすめです。
様々な基本的なカラーから、季節やイベント向けの特色まで幅広く取り揃えられています。
ダイソーやセリアなどの店舗では、主にお菓子作り用品のコーナーに置かれていることが多いですが、季節に応じて店頭や特設コーナーなどの目立つ場所に展示されることもあります。
どのような色合いの食紅（食用色素）があるのか？
ここでは、どのような色の食紅（食用色素）があるのかを説明しています。
食紅（食用色素）の具体的なカラーバリエーション
食紅（食用色素）は、食品を彩るために使用される色素で、以下のように様々なカラーバリエーションが存在します。
・黄：レモンやバナナに似た明るい色。クルクミンやサフランが原料。
・緑：キウイフルーツやライムのような色。クロロフィルが使われることが多い。
・青：ブルーベリーやスピルリナから抽出される色素もあります。
・紫：ブドウやブルーベリーの色。アントシアニンが一般的。
・オレンジ：オレンジやマンゴーを想起させる色。アナトー（アチョテ）が用いられることも。
・黒：イカスミや竹炭を用いた深い黒色。
・白：チタン酸やカルシウムカーボネートで白くすることができます。
これらの色素は合成または天然のものがあり、製品によっては特定の色を組み合わせて新しい色調を作ることも可能です。
食品の魅力を高め、見た目に楽しみを加える重要な役割を持っていると言っても過言ではないでしょう。
特に輸入品は、多くのカラーバリエーションがあるので、カラフルな生クリームを作りたい方はチェックしておくといいのではないでしょうか。
生クリームに鮮やかなブルーシェードを加える方法
生クリームにブルーのカラーリングを取り入れるには、食紅を使用するのが一番です。
軽い水色から濃厚なパステルブルーに至るまで、食紅の量を調整して様々な青色を生成することが可能となります。
濃い青を希望する場合は、アイシングパウダーの利用も良い選択肢ですが、パウダーに含まれる砂糖の量に注意しなければなりません。
いずれの方法も正しく色を調節することで、目を引くスイーツを作成することが可能となります。
生クリームに青色を加えるその他のアイデア
食紅以外にも、ブルーハワイ風味のかき氷シロップやブルーベリージャムなどを使用して、生クリームに青色を加える方法も存在します。
これらの材料を用いることで、色鮮やかな青色（または青紫色）を生クリームに加え、さらに余ったシロップやジャムを有効活用することも可能です。
「どうしても食紅が手に入らない！」という場合は、こちらをお試し下さい。
食紅（食用色素）を活用したカラフルな生クリームのレシピ
カラフルな生クリームを活用したケーキのレシピについてご提案します。
「モンスターケーキ」は、青、ピンク、緑、黄色などのカラフルなクリームを使い、毛のような装飾を施した楽しいデザインのケーキです。
ケーキにマシュマロで目を加え、チョコペンで顔を描くことで、ユニークな外見のスイーツが出来上がります。
2色のクリームを使用することで、視覚的にも楽しいスイーツを創造することが可能となります。
異なる形の絞り口金を使用すると、生クリームの装飾のバリエーションが増えるので、おすすめです。
フリーザーバッグを絞り袋として利用し、市販のドーナツにカラフルな生クリームをトッピングすることで、簡単に華やかなスイーツが作ることができるでしょう。
まとめ
今回は、食紅（食用色素）を活用して、カラフルな色合いの生クリームを作る方法についてまとめました。
美しいカラフル生クリームを作るポイントは、「食紅を適切な水の量で溶かすこと」、「よく冷えた状態の生クリームに加えること」、「適切に冷やして過泡立てを避けること」、「混ぜ過ぎないよう注意すること」です。
液体の食紅を使用する場合でも、温度管理が重要です。
冷蔵庫でしっかり冷やした生クリームを使用し、これらのポイントを守ることで、様々な色の魅力的な生クリームを作成できます。
