入学式、卒業式、結婚式などのイベントでは、アクセサリーとしてコサージュを装着する機会が多いかと思われます。
しかし、コサージュの付け方(茎を上に向けるべきか、茎を下に向けるべきか…など)でどうすればいいのか迷うことはございませんか?
実は、コサージュを装着する際のマナーなどは定められていないため、衣装などのデザインに合わせて、お好みで着け方を選ぶことが可能です。
本記事では、実際にコサージュをどのように装着すればいいのかなどについて解説していきます。
コサージュとは?
「コサージュ(corsage)」とは、洋服や髪に装飾としてつける小さな花飾りのことです。
特にフォーマルな場面で女性が胸元や肩、ウエストにつけることが多いです。
コサージュの主な特徴として、以下のようなものが挙げられます。
用途:卒業式、入学式、結婚式、パーティーなどのフォーマルな場面でよく使われます。
付け方:ピンやクリップで洋服に固定したり、リボンを使って腕に巻いたりすることもあります。
特に日本では、卒業式や入学式の際に、母親が着るスーツに合わせることが一般的です。
コサージュの茎の向きは上向きなのか?下向きなのか?
衣装にコサージュの装着する際は、「茎を上にするのか?それとも下にするのか?」と茎の向きで悩むことになるのではないでしょうか?
特定の式典に参加する際は、求められるコサージュの向きがあると思うかもしれませんが、実際には茎の向きに厳密なルールは設けられていません。
上向きが見栄えが良ければそのまま、下向きがバランスをとりやすければそのようにしても構いません。(茎が斜めに配置されても問題なしです。)
コサージュの形状に合わせて、自分に合った好みの方向に自由に調整するといいでしょう。
さらに最近は茎のないコサージュも多く見られるため、向きに迷った際は茎を切ったり曲げたりする手もあります。
ただし、切るときは他の部分にダメージを与えないように細心の注意を払ってください。
コサージュの効果的な付け方について
コサージュを装着する際には、安全ピンやクリップを利用するのが一般的です。
特にクリップは、布地に跡を残さず、襟に挟むだけで簡単に装着できるという利点があります。
ただし、クリップの使用はコサージュの安定性を損ねることがあり、活動中に動きやすくなり、見た目が乱れる可能性があります。(これはコサージュが襟と共に動いてしまうためです。)
より確実な固定を求める場合は、安全ピンを使用することが推奨されます。
安全ピンを使用すれば、布地をしっかり挟んでコサージュを固定することが可能となるでしょう。
ただし、安全ピンを使用する際には、ピンの跡が目立たないように、縫い目や目立ちにくい部分に留めることが望ましいです。
また、服にダメージを与えてしまう可能性があるため、留め方には気を付けてください。
コサージュを襟のある服に装着する場合はどうすべきか?
コサージュの位置に厳しい規則は存在しないため、右と左のどちらにも装飾することが可能となっています。
左側に装着する人が多い傾向にあるのですが、これは主に右手を多用するため、左側が邪魔になりにくいためです。
左利きの方や、服のデザインに合わせて右側を選ぶ人もいますが、どちらの側に着けてもマナー違反とはなりません。(鎖骨付近に装着すると、視覚的なバランスが良くなります。)
ここでは、様々なジャケットにおいて、コサージュをどの部分に装着すればいいのかについて説明します。
丸襟ジャケットの場合
丸襟ジャケットにコサージュをつけるときは、襟に直接装着するとバランスが崩れてしまうケースがあります。
そのため、以下のような位置に装着することが推奨されています。
・鎖骨付近
アクセサリー(大きなイヤリングやピアスなど)を装着している場合や、顔周りをすっきり見せたい場合は、顔から少し離れた場所に配置するのが良いでしょう。
ただ、胸元にコサージュを下げ過ぎると幼く見えることがありますので、バランスを見ながら、適切な位置に配置することを心がけてください。
ノーカラージャケットの場合
服装がノーカラージャケットの場合は、以下の位置にコサージュを装着することをおすすめします。
・鎖骨付近
茎を下向きにすると、花束のようなコサージュが一層引き立つこと間違いなしでしょう。
鎖骨近くに配置することで、洗練された印象とともにスタイリッシュな外観を保つことができます。
また、ミンネのようなオンラインプラットフォームでは、一般の店では見つからない特異なデザインのコサージュも多く扱われているので、探してみるのもいいのではないでしょうか。
テーラードジャケットの場合
テーラードジャケットにコサージュをつける際は、以下の位置がベストでしょう。
・鎖骨付近が適しています
これにより、服の外見がすっきりとして、
特に襟が広いジャケットでは、上襟の近くに配置すると良いでしょう。
そうすることで、手作りのコサージュが際立ち、より美しく見せることができるようになります。
また、手芸に興味がある方は、お気に入りの色や花を選んだ上で、自分だけのオリジナルのコサージュを作成してみるのもいいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、コサージュをどのように装着すればいいのかなどについてまとめました。
コサージュの正しい付け方というものは特にないので、服のデザインなどに合わせて、茎の向きや位置を調整し、バランスを考えて自由に配置するといいでしょう。
コサージュを装着する際は、鏡を使って位置や向きを確認しながら、視覚的なバランスを整えることが重要です。
動きにくさを考慮して、クリップではなく安全ピンを選択した上で、しっかりと固定することで、コサージュを美しく見せることができるので、是非お試しください。