中高生の多くは、日々の通学手段として自転車を利用しているのではないでしょうか?
天気の良い日は快適な移動手段ではありますが、雨が降るなど悪天候になると一気に状況が変わってしまいますよね。
「カバンも服も靴も全てびしょ濡れで気持ち悪い…」「髪型(特に前髪)が崩れてテンションが下がる…」などといった悩みも出てくるものかと思われます。
そこで本記事では、雨の日に自転車通学を行う際、濡れるのを最小限に抑える方法などを紹介していきます。
雨の日の自転車通学でカバンを濡らさないようにする方法
雨天時の自転車通学で、悩まされがちなのがカバンの水濡れではないでしょうか。
中まで浸水してしまえば、大切な教科書やノートが使い物にならなくなってしまうことも…。
この項目では、カバンを濡らさずに通学するための対策をいくつかご紹介します。
リュック対応のレインウェアを選ぶ
最近では、リュックを背負ったままでも快適に着られるように作られたレインウェアも販売されています。
背中の部分が広めに作られているため、大容量のスクールバッグもしっかりとカバー可能です。
このような種類のレインウェアを使えば、リュックの中身まで濡らさずにすみます。
さらにレインコートの中でリュックが安定しにくい場合は、胸元に固定ベルトをつけるとズレを防げて安心です。
普段は使わないという人も、雨の日だけでも後付けのチェストベルトを装着するのといいでしょう。
カバン用レインカバーでしっかり保護する
自転車の前カゴに手提げバッグを入れている人や、背負わずにカバンを持ち運ぶスタイルの人には、専用のレインカバーが役立ちます。
通学向けの防水カバーで雨対策
さまざまな形のバッグに対応した防水カバーは、一つ持っておくと便利でしょう。
使わないときはコンパクトに折りたためるものを選ぶと、急な雨にも即対応できます。
また、これらのカバーは自転車の荷台部分の保護にも使えるなど、使い回しがきくのも魅力です。
緊急時にはゴミ袋で代用する
急な雨で準備が間に合わなかったときは、家庭にあるゴミ袋で代用するのもひとつの手です。
カバンをすっぽりと覆い、口の部分を輪ゴムや紐でしっかりと留めれば、即席の防水カバーとして機能します。
特に突然の豪雨の際には、このような工夫で中身の水濡れを回避することが可能です。
雨の日の自転車通学で靴を濡らさないようにする方法
雨天の通学では、「靴の水濡れ」も頭を悩ませるのではないでしょうか。
靴下を替えとして持って行くことはできても、一度靴の中まで濡れてしまえば、最終的にまた靴下も濡れてしまう…という経験、ありますよね?
そのような最悪の状況を防ぐために、靴を濡らさない対策を紹介していきます。
レインスニーカーで自然に防水する
見た目に違和感のないレインスニーカーは、最近の通学アイテムとして注目されています。
いわゆる“長靴”が敬遠されがちな中学生や高校生でも、スニーカー型なら普段通りに履けるのが魅力。
朝は雨でも、昼には晴れるような天候の変化がある日でも違和感なく履き続けられるデザインがポイントです。
このようなレインスニーカーは、ホームセンターやワークマンなどで取り扱いされており、実物を確認してから選べるところも嬉しいポイントですね。
シリコンタイプのシューズカバーでしっかり防御
雨が強い日には、靴を丸ごと覆う「シューズカバー」も強い味方です。
シリコン製のカバーなら、靴にぴったりと密着し、自転車のペダル操作を邪魔しません。
くるぶしまでを覆うタイプが主流ですが、足首上まであるタイプもあります。
丈がやや長めのシューズカバーで足首までカバー
丈がやや長めのモデルなら、足首までカバー可能となるため、さらに水の侵入を防げます。
ただし、摩擦や使用頻度によって傷みやすいため、自転車移動時だけの使用に留めておきましょう。
ロングタイプのシューズカバーで膝下まで徹底防御
ズボンの裾が露出しているレインコートを着ている人は、膝下までカバーできるタイプのシューズカバーを使えばより安全でしょう。
靴を覆う前に軽く汚れを落としてから装着することで、滑りにくく衛生的にも安心できます。
手軽な使い捨てタイプのシューズカバーを活用する
お手入れの手間を省きたい場合は、使い切りタイプのシューズカバーをバッグに忍ばせておくと便利でしょう。
急な夕立や下校時の豪雨にも、さっと取り出して即対応できるので、おすすめです。
ビニール袋を活用して防水カバーにする
手元に専用のシューズカバーがないときでも、簡単な工夫で靴を守ることができます。
ビニール袋を足にかぶせて、その上から輪ゴムでしっかり固定すれば、即席の防水カバーとして使えます。
この方法は短距離移動に向いていますが、長時間の使用には不向きな面もあるため、必要に応じて袋を二重にするなど、強度を高める工夫をしておくと安心です。
雨の日の自転車通学で髪の毛を濡らさないようにする方法
フード付きの一般的なレインコートでは顔周りを完全に覆うことができず、自転車に乗ると風と雨で前髪が乱れがちです。
フルフェイス型レインコートを活用する
顔全体をしっかりカバーするタイプのレインコートなら、髪型もキープしやすく安心です。
雨の日の定番アイテムとして、このようなタイプのレインコートを一着用意しておくと心強いでしょう。
上下セパレートのレインスーツで長距離対策を行う
長距離を走る場合は、ポンチョよりも機能的なセパレートタイプのレインウェアを装着するといいでしょう。
調節する事のできるフードがついているタイプは、動きやすさと防水性を兼ね備えているため、快適さもアップすること間違いなしです。
お洒落なレインコートでファッション性もアップさせる
最近は、柄やカラーのバリエーションが豊富で、お洒落なレインコートも増えています。
特に女子生徒は、好みのデザインを選ぶことで、雨の日の通学も少し楽しくなるでしょう。
コーディネートの一環として、靴用の防水カバーも併せて使うと効果的です。
視界を確保する透明サンバイザーを組み合わせる
手持ちのレインコートにサンバイザーを組み合わせることで、顔の濡れをぐっと防ぐことが可能となります。
特に風の強い日には、サンバイザーがあると頼もしい味方となるのではないでしょうか。
視界を遮らないクリアタイプのバイザーは、安全性に関してもバッチリなので、おすすめです。
悪天候に自転車通学を行う際は、しっかり固定できるタイプを選ぶといいでしょう。
まずは手軽に試したい方は、100円ショップなどで手に入るアイテムから始めてみるのもおすすめです。
まとめ
今回は、雨の日に自転車通学を行う際、濡れるのを最小限に抑える方法などについてまとめました。
実際に経験したことのある方は分かるかと思われますが、天気が悪い日の自転車通学は、想像以上に苦労が多いものです。
ですが、あらかじめ準備をしておくことで、濡れるストレスや危険を減らすことができます。
・荷物は、防水性に優れたカバンカバーで保護するのが基本。
・急な雨に備えて、コンパクトに折りたためる使い捨てカバーを常備しておくのも効果的です。
そして、もしもの時には、身近なビニール袋を活用するのも立派な対策となります。
「備えあれば憂いなし」の精神で、雨の日でも快適に通学できる準備をしておきましょう。