6月の第3日曜日といえば父の日ですが、母の日に比べるとどうにも存在感が薄い印象がありますよね。
実際、父の日に贈り物をするという習慣がない人も多く、ある調査では「実父にプレゼントをあげたことがない」と答えた女性が3割ほどもいたという結果も出てきました。
しかし、これでは、世の中のお父さんたちは、ちょっと肩身が狭いかもしれません。
さて、結婚して「義父」という存在ができた場合、お嫁さんはその義父にまで父の日のプレゼントを贈るべきなのでしょうか?
もちろん義父の人柄や家庭の空気感にもよるでしょうが、他の家庭ではどうしているのかも気になるところです。
今回は「義理のお父さんに父の日のプレゼントをあげるべきか?」について、あらためて考えてみたいと思います。
今年から義父へのギフトをやめるのはダメなこと?
「父の日の贈り物を義父にしたことが一度もない」という既婚女性は、実は全体の約4割にものぼるという調査結果があります。
思ったより多くの人が、義父にプレゼントを渡していないことがわかりますね。
最初から「何もしないスタンス」でいれば特に問題はなさそうですが、過去に贈っていたのに今年から急にやめるとなると、少し気まずく感じるかもしれません。
こういうときは、パートナーとよく相談して方針を決めるのがベターです。
もし、以前のプレゼントがあまり喜ばれなかったようであれば、無理に続ける必要はないかもしれません。
また、家計の事情で贈り物が難しい場合には、電話で感謝の気持ちを伝えるのも十分素敵な方法です。
「物」ではなく「言葉」で感謝を届けたいときは、手紙やメッセージカードもおすすめ。
最近は高齢の方でもスマホを使う方が増えていますが、やはり直筆の手紙には特別な温かみがありますよ。
義父に贈る手紙で好印象を与える書き方のコツ
義理のお父さまに感謝の気持ちを手紙で伝える際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
・文章はパソコンではなく、手書きで丁寧に
・最近撮った家族写真などを一緒に添えると温かみが増す
・感謝の気持ちは必ず文章の中に入れる
・送り主は夫婦の名前を連名で記載するのが自然
まず、「お義父さん」という呼び名は形式的すぎて、相手との距離を感じさせてしまうことがあります。
「お父さん」または「お父さま」の方が、親しみと敬意のバランスがとれていておすすめです。
また、文章にやわらかさを出したい場合は、「おとうさん」「おかあさん」と、あえてひらがなで書くのも一つの手です。
ひらがなを使うことで全体的に優しい印象になり、堅苦しさを和らげることができます。
どうしても贈ることになった場合の義父向けのおすすめギフト3選
夫婦で話し合った結果、「やっぱり何か渡したほうがいいかも…」という結論に至った場合、次に悩むのが“何を贈るか”。
ある調査では、義理の父への父の日プレゼントの予算として最も多かったのが「3,000〜3,999円」。
全体の約3割を占めており、このような負担にならない程度の価格帯が人気のようです。
贈り物を選ぶ際には、義父の趣味や健康を考慮した品を選ぶのが基本となります。
旦那さんやお義母さんに、好みや日常の様子をそれとなく聞いてみるとヒントが得られるはずです。
では、定番かつ失敗しにくいギフトを3タイプに分けてご紹介します。
おすすめギフトその1:ちょっといいお酒
趣味が特に思い浮かばない場合でも、お酒を嗜まれる方には定番のチョイスです。
・焼酎
・ビール
・ワイン
・ウイスキー
普段より少しグレードの高い銘柄や、見た目にも華やかなボトルを選ぶと特別感が演出できます。
最近は父の日限定のラベルが付いたものも多く、気軽に選びやすいですよ。
おすすめギフトその2:身だしなみアイテム
お酒が苦手な方や健康上飲めない方には、以下のようなファッション小物がおすすめです。
・ネクタイピン
・ハンカチ
・カフスボタン
少し若々しいデザインでも、もらってみれば意外とうれしいという声も多いです。
また、6月という季節を考えて、肌ざわりの良い夏用のパジャマなども人気があります。
おすすめギフトその3:健康を気づかうグッズ
「元気でいてね」という気持ちを込めたアイテムなら、以下のような健康促進グッズも好評です。
・サンダル
・キャップ
・通気性の良いスポーツウェア
最近のスポーツウェアは機能性が高く、着心地も抜群なので、散歩や外出が習慣の方には特に喜ばれるアイテムです。
無理なく、でもちょっと気が利いてる。そんな“絶妙ライン”の贈り物を目指しましょう。
まとめ
父の日の贈り物をやめること自体はマナー違反ではありませんが、これまで続けてきた場合は、急にやめると違和感を持たれる可能性もあります。
また、プレゼントを続ける選択をした場合は、「母の日とのバランス」にも配慮が必要です。片方だけに贈り物をしてもう片方はスルー…というのは避けておくべきでしょう。
一番大切なのは、「感謝の気持ちをきちんと形にして伝えること」。高価な品である必要はありません。心のこもった小さな贈り物や、ひとときの交流だけでも十分気持ちは伝わります。
例えば、一緒に食事を楽しむだけでも、義父にとっては特別な思い出になるかもしれません。