毛布は大きさや厚みがあるため、自宅の洗濯機で洗うのが難しく、コインランドリーを利用する人も少なくありません。
手軽に洗濯・乾燥ができる一方で、「せっかく洗ったのに毛布が傷んでしまった」という失敗談もよく耳にします。
そこで本記事ではコインランドリーで毛布を洗う時の手順やコツなどを紹介していきます。
コインランドリーで毛布を洗うコツについて
ここからは、コインランドリーで毛布を失敗なく洗うためのコツを解説します。
毛布をコインランドリーで安全に洗うためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
・毛布に合った洗濯機の容量を選ぶ
・乾燥のしすぎを防ぐ
コインランドリーの乾燥機はパワフルで便利ですが、その強い熱風が毛布の繊維を傷める原因になることもあります。
特にウールや化学繊維の毛布は高温で縮んだり、毛玉ができたり、手触りが悪くなりやすいため注意が必要です。
もし高価な毛布やお気に入りの毛布を扱うなら、専門のクリーニング店に任せるのも安全な選択肢でしょう。
毛布の洗濯表示を必ず確認しておく
毛布には必ず取り扱い方法が記された洗濯表示がついているので確認しておきましょう。
綿やポリエステル素材なら自宅やコインランドリーで洗える場合が多いですが、ウールやデリケートな繊維の場合は水洗い自体がNGのことも。
もし洗濯不可の表示がある場合は、手洗いやクリーニングを検討するといいでしょう。
また、適切な洗剤を使うことも、毛布を長持ちさせるために重要となっています。
毛布に合った洗濯機サイズを選ぶ
コインランドリーには小型から大型までさまざまなサイズの洗濯機があります。
毛布を無理に押し込むと、きれいに洗えないばかりか、乾燥時にムラができることもあります。
余裕のある容量の洗濯機を選ぶことで、毛布全体がしっかり洗えて、ふんわり仕上げることができます。
過乾燥を防いで優しく仕上げる
乾燥機の熱は強力で、短時間で乾かせるのが魅力ですが、やりすぎると毛布の繊維にダメージを与える恐れがあります。
特にアクリルやポリエステルは熱で縮みやすく、手触りが悪化する原因になります。
・途中で一度止めて状態を確認する
・仕上げは自宅で自然乾燥させる
これらを意識するだけで、毛布のダメージを大きく減らすことができます。
また、柔軟剤や柔軟剤シートを使うと静電気防止や毛玉の発生を抑える効果があるためおすすめです。
コインランドリーを利用する場合は、晴れた日を選んで、最終仕上げを自宅で干せるよう計画を立てるとより安心です。
このポイントを押さえれば、コインランドリーでも毛布をふんわり清潔に仕上げることが可能です。
大切な毛布を守るためにも、正しい手順で洗濯・乾燥を行うようにしましょう。
コインランドリーの特徴やシステム面などについて
コインランドリーの特徴やシステム面などに関することも紹介していきます。
コインランドリーで毛布を洗う時の手順と料金の目安
コインランドリーでの毛布の洗濯は複雑そうに見えますが、実際には非常にシンプルです。
2.必要なコインを投入
3.スタートボタンを押すだけ
料金は店舗によって異なりますが、目安としては洗濯が30分で約500円前後、乾燥は10分ごとに100円程度です。
なお、洗濯機の容量は重さで決まるため、毛布の重量を事前に確認しておくとスムーズに利用できます。
最近のコインランドリーは清潔感のある内装やサポートスタッフが常駐している店舗も多いので、初めてでも安心です。
さらに、靴専用の洗濯機や乾燥機が置かれている店舗も増えており、幅広いニーズに対応しています。
コインランドリーのメリットとデメリットとは?
ここでは、コインランドリーを使うときに知っておきたいメリット・デメリット、持ち運びのコツ、素材別の注意点について解説します。
・大型洗濯機で毛布を丸洗いできる
・高温乾燥でダニ対策ができる
・干す手間がなく、仕上がりもふっくら
自宅では難しい「一気に洗って一気に乾燥」ができるのは、コインランドリーならではの利点です。
・毛布を運ぶ手間がある
・混雑時は順番待ちになることも
ただし、年に数回程度の利用であれば、それほど大きな負担にはならないでしょう。
コインランドリーを活用する時の注意点について
コインランドリーで毛布を洗う時に気を付けておくべきことについてまとめていきます。
毛布を運ぶ時の移動方法について
毛布が複数枚ある場合は、車でコインランドリーまで移動を行うといいでしょう。
1枚だけなら、持ち手付きの洗濯ネットや大容量のバッグを使えば、持ち運びもラクにできます。
洗濯後もそのまま持ち帰ることが可能となっているので、特におすすめです。
毛布を洗う時の洗濯ネット活用術
毛布をコインランドリーで洗うときは、できるだけ洗濯ネットを使うのがおすすめです。
ネットなしで洗うと、毛布が洗濯槽の内側に擦れて毛玉ができやすくなったり、繊維が摩耗して手触りが悪くなることがあります。
大きめの毛布用ネットは、100円ショップやネット通販で簡単に手に入り、持ち運びに便利な取っ手付きタイプも販売されています。
もしネットがない場合は、色落ちしない紐で毛布をまとめてから洗うという方法もあります。
ただし、乾燥機を活用するときは、ネットから毛布を取り出してから行うのが鉄則です。
ネットに毛布を入れたまま乾燥すると、均等に乾かず失敗の原因になりやすいのです。(実は私も以前、ネットに毛布を入れたまま乾燥して見事に失敗しました…)
乾燥機を活用する際の注意点
洗った毛布を乾燥機使用して乾かす時は、細心の注意を払わなければなりません。
・ポリエステル・アクリル毛布 → 「タンブル乾燥不可」表示がある場合はNG
基本的には低温で短時間にとどめるのが安全です。(不安な場合は、クリーニング店に依頼するのも一つの手です。)
宅配クリーニングという選択肢
毛布を複数枚まとめて洗いたいけれど、コインランドリーまで運ぶのが大変…という方には宅配クリーニングが便利です。
このようなサービスは、自宅から出ずに依頼することができるため、時間も労力もかかりません。
家族分の毛布をまとめて出せばコストパフォーマンスも良く、季節の変わり目に利用する人も増えています。
我が家でも車がないため、年に一度はコートや布団などを宅配クリーニングにお願いしていますが、とても助かっています。
まとめ
毛布をコインランドリーで洗うのは、正しい手順さえ守れば自宅洗濯よりも効率的で、清潔に仕上げることができます。
今回紹介したポイントをおさらいすると…
・毛布に合った洗濯機の容量を選ぶ
・洗濯ネットを活用して毛玉や摩耗を防ぐ
・乾燥は低温設定、もしくは部分乾燥+自然乾燥で仕上げる
・持ち運びや時間が大変なら宅配クリーニングも検討
この基本さえ押さえておけば、ふんわりした仕上がりを維持しつつ、毛布を長持ちさせることができます。
コインランドリーは、上手く活用することで「大物洗いの強い味方」となってくれること間違いなしです。
次に毛布を洗うときは、今回のマニュアルを参考に、失敗知らずの仕上がりを目指しましょう。