「夕方」とは何時なのか?気象情報などを元に具体的な時間帯を紐解いてみた

「夕方」とは何時なのか? 豆知識

皆さんは「明日、夕方に会おうね」という約束をした際に、どの時間帯を想定しますか?

「夕方」という表現は日常的によく使用されていますが、具体的にどの時間帯を指しているのか分かりにくいのではないかと思われます。

基本的に「夕方=16時から18時の間」とされることが多いのですが、この時間帯は地域や季節によって変わってくるため、一概に全ての場合に適用されるわけではありません。

「夕方の時間帯の解釈」が相手と違ってくると、誤解を招いたり、トラブルが発生するケースもあるため、なるべく時間帯を明確にしておいた方がいいでしょう。

本記事では、一般的な「夕方」の時間帯や、気象情報における「夕方」の定義などについて詳しく説明していきます。

「夕方」とは具体的に何時から何時までか?

辞典によると、「夕方」とは日が沈むころから夜に移行する時間帯とされていますが、具体的な時刻は定められていません。

日の入りは、季節や地域によって変動するため、分かりにくいといっても過言ではないでしょう。

例えば、北海道、東京、沖縄での夏至と冬至の日没時間を比較すると、夏至の時には地域差が少ないのに対し、冬至では大きな時差があります。

日が完全に沈むのは「日没から約90分後」とされており、冬至の沖縄では18時が夕方とされることがあるのに対し、北海道ではこの時間にはすでに暗くなっていることが多いです。

夏至にはどの地域も「日没後しばらく=夕方」とされることが一般的ですが、19時や20時を夕方と感じる人は少ないかもしれません。

「夕方」という言葉の理解は、辞書の定義だけに依存しないもので、通常は16時から18時を指すことが多いとされています。(しかし、どの時間帯に夕方だと感じるかは、人によって異なります。)

もし「夕方」がはっきりと定義されていると便利ですが、実際には個々の感覚が大きく影響しており、時には「こんばんは」という挨拶に対して「こんにちは」と返されることから、その定義が人によって異なることが明らかです。

「夕刻」という言葉も使用されますが、これも具体的な時間を示すわけではありません。

天気予報における「夕方」の時刻はいつ?

天気予報では、一日の中での特定の時間帯に関して「朝は曇り後晴れ」といった予報を出すことがあります。

ただし、季節によって「夕方」の時間帯が異なる場合があることも指摘されています。

例えば、気象庁のウェブサイトでは、一日を時間帯で区切る際に「夕方」を「15時から18時」としています。

このような分類は、天気予報をわかりやすく伝えるために設けられており、一日を「未明」「明け方」「朝」「昼前」「昼過ぎ」「夕方」「初夜」「深夜」といった8つの時期に分けています。

これらは、視聴者が天気予報を容易に理解し、生活に役立てるための工夫です。

業界毎に変化する夕方の時間帯の解釈について

夕方とされる時間帯は、業界によっても異なる解釈があります。

・郵便局では夕方とされる配達時間は16時から18時です。
・カラオケ店では16時から18時が「夕割」の時間帯としています。
・高速道路のETC割引時間は平日の16時から20時に設定されています。

郵便局が配達時間に「頃」という表現を使用するのは、配達の遅延に対するクレームを防ぐためかもしれません。

これらの例は特定の業界の事例に過ぎず、他の業界では夕方の定義が異なることもあります。

一般的には、多くの業界で夕方を午後4時から6時までと見なしていますが、これがすべての業界で統一されているわけではないのが現状です。

「夕方以降に来てください」と言われた場合の対応方法について

「夕方以降に来てください」と言われた際、具体的な時間を確認しておかなければなりません。

これは、「夕方」の定義が分かりにくく、人によって解釈が異なってくるためです。

例えば、市役所から「明日の夕方以降に書類を取りに来てください」と言われ、午後5時以降を想定していたところ、市役所が17時で閉まることを知り、書類を受け取ることができず、困惑することもあるでしょう。

施設が特定の時間になると閉まる場合などは、「早めの時間帯に到着するようにする」など、工夫をする必要があります。

このように「夕方」という時刻についての約束は、相手の考える具体的な時間を明確にしておくことが重要となってくるのです。

まとめ

今回は、一般的な「夕方」の時間帯や、気象情報における「夕方」の定義などについてまとめました。

夕方の具体的な時間帯については、以下の点を理解しておくと良いでしょう。

・一般的に夕方の具体的な時間帯は決まっておらず、個人の感覚などに依存する。
・ビジネスの世界では「夕方=16時から18時」と考えることが多い。
・気象庁では「夕方=15時から18時」と定義している。

季節によって夕方の時間帯が変動することもありますが、一般的には「夕方=16時から18時頃」と考えると無難でしょう。

ただし、天気予報では「夕方=15時から18時」という区切りが使用されるケースもあります。

誤解や判断ミスなどを防止するためにも、夕方の時間帯がいつなのかを理解し、あらかじめ具体的な時間を確認しておくといいでしょう。

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