柔軟剤はいつ入れる?意外と知らないベストな投入タイミングとその理由

柔軟剤は、衣類の洗濯を行う時に欠かせないアイテムだと言っても過言ではないでしょう。

最近では香りにこだわった商品も多くなっており、種類も豊富に揃っています。

とはいえ、柔軟剤を使用する際に、説明書きをじっくり確認してから使用している方は案外少ないのではないでしょうか?

実は、柔軟剤は入れるタイミングや使い方などを間違えた場合、本来の効果が得られなかったり、最悪の場合は洗濯した衣類を傷めてしまったりすることもあるのです。

本記事では、柔軟剤の効果をしっかり引き出すために知っておきたい、正しい使用方法について解説していきます。

柔軟剤の働きとは?

柔軟剤は、カチオン系の界面活性剤を主成分としたアイテムで、洗濯時に衣類の仕上がりを良くするために使われます。

洗濯の最終段階で柔軟剤を加えると、衣類の表面にごく薄いコーティングが施され、繊維同士のこすれを軽減してくれます。

この作用により、静電気の発生を抑えられ、衣類がふんわりとした肌触りになりやすいのです。

髪の毛にトリートメントをした後の感触を思い出すと、わかりやすいかもしれません。

さらに、柔軟剤には消臭成分も含まれているため、食べ物のニオイやタバコの煙が染みついた衣類にも効果が期待できます。

繊維の摩耗を減らす役割も果たすので、衣類を長持ちさせたい人にとっては心強い味方です。

間違った使い方では柔軟剤の効果が半減するかも?

せっかく柔軟剤を使うなら、その魅力をしっかりと引き出したいですよね。

でも実は、使い方を少し誤るだけで本来の効果が発揮されにくくなることも。

以下の5つのポイントを押さえて、柔軟剤の力を最大限に活かしましょう。

適切な使用量を守ることが基本

柔軟剤のパッケージに記載されている使用量を参考にしながら、適量を守ることが大切です。

「たくさん入れれば香りが強くなる」と思われがちですが、入れすぎは逆効果となるので気を付けましょう。

繊維に余計な負担がかかり、衣類が傷む原因にもなってしまいます。

洗剤と柔軟剤はタイミングを分ける

洗剤と柔軟剤を同時に投入してしまうと、それぞれの働きが打ち消しあって効果が薄れてしまいます。

「洗剤=汚れを落とすもの」、「柔軟剤=仕上げに用いるもの」と役割が分かれています。

そのため、柔軟剤を入れるタイミングには細心の注意を払わなければなりません。

「すすぎ1回」で済ませないように

洗浄力や仕上がりを考えるなら、すすぎは1回ではなく、2回行うのが理想的でしょう。

1回だけだと、洗剤が残っていたり、汚れが完全に落としきれなかったりする可能性があります。

脱水のかけすぎには注意

強すぎる脱水は、せっかくの柔軟成分を繊維からはがしてしまう原因になります。

天気が悪い日は、タオルで水分を吸わせるなどして、優しく水分を取り除く工夫をしましょう。

詰め込み洗いは効果を損なう

洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、洗剤も柔軟剤も衣類に均等に行き渡らなくなります。

結果として、香りのムラや洗い残しの原因になってしまうケースがあります。

1回の洗濯量は控えめにして、柔軟剤がしっかり行き渡るようにすると香りの持続性もアップします。

柔軟剤の効果を引き出す鍵は「量」よりも「洗い方」を重視するようにしましょう。

丁寧な使い方が、お気に入りの服を長く楽しむコツになります。

柔軟剤を手動で入れるなら、どのタイミングがベスト?

柔軟剤を手動で投入する際には、洗濯の流れを意識することが重要です。

ここでは一連の手順に沿って、柔軟剤を入れるベストなタイミングをご紹介します。

洗濯物を洗濯機にセットする

まず、最初に洗濯機へ、洗濯する予定の洗濯物を入れておきましょう。

フリル付きの衣服、レース素材の衣服、金具のある衣類などは傷みを防ぐために、あらかじめ洗濯ネットに入れておくのがポイントです。

洗剤を適量投入する

次に洗剤を入れます。洗濯物の量や水の量に応じて、パッケージ記載の目安を参考に正しく計量しましょう。

柔軟剤は「すすぎの2回目」に投入する

ここが手動で柔軟剤を使う際の最重要ポイントとなります。

「すすぎの2回目」が始まり、脱水に入る約3分前が投入のゴールデンタイムです。

このタイミングで柔軟剤を入れることで、成分がしっかり衣類に定着しやすくなります。

洗濯後は速やかに干す

洗濯が終わったら、放置せずにすぐ洗濯物を取り出して干しましょう。

濡れた状態で長時間放置すると、雑菌が繁殖し、臭いやカビの原因になってしまいます。

風通しの良い場所でしっかり乾かすことが、清潔感のある仕上がりを保つためのコツです。

まとめ

柔軟剤の効果をしっかり実感するためには、入れるタイミングや使い方に注意することが大切です。

特に手動で投入する場合は、「すすぎ2回目の途中」がベストなタイミングです。

洗剤と一緒に入れてしまったり、すすぎが足りなかったりすると、柔軟剤本来の効果が発揮されにくくなります。

また、適量を守り、衣類の量や脱水時間にも気を配ることで、ふんわりとした仕上がりや持続する香りを実現できます。

普段何気なく使っている柔軟剤ですが、ちょっとした工夫で仕上がりが格段に変わるものです。

ぜひ今日から、正しいタイミングと使い方で、心地よい洗濯ライフを楽しんでみてください。

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