母の日(5月の第2日曜日)には、プレゼントだけでなく、心を込めたメッセージを贈る方も多いかと思われます。
年齢を重ねたお母さんに対しては、存在のありがたみを一層感じるようになってきたという方も多いのではないでしょうか。
しばらく顔を見せていないお母さんに「どんな言葉を届けたら心が温まるだろう…」と悩むこともあるかもしれません。
そこで本記事では、シニア世代のお母さんにどのようなメッセージを書けばいいのかなどについて紹介していきます。
今年の母の日は、感謝の気持ちを丁寧に綴ったカードを添えながら、心に残るプレゼントを贈ってみませんか?
年配のお母さんへのメッセージ作成の工夫と気配りのコツ
年を重ねたお母さんに母の日のメッセージを届ける際は、より一層の心配りが大切になります。
ここでは、伝わりやすい言葉遣いや、読みやすい表現の工夫についてご紹介します。
読みやすさを意識した工夫をする
手紙やカードを書く場合には、できるだけ大きめでくっきりとした文字を心がけましょう。
小さな文字や淡い色は見づらくなってしまいがちなので注意をしなければなりません。
配色にも配慮して、コントラストのはっきりした組み合わせを選ぶと視認性が高まり、読みやすくなります。
例えば、以下のような色の組み合わせが分かりやすいので、おすすめです。
・黄色に黒、青、紫
・明るい緑に黒、濃紺
・ピンクに黒、青、紫、緑
こうした配色は文字がしっかり際立つので、メッセージの内容がより伝わりやすくなります。
個人的には、少しクリームがかった色の便せんに黒のインクで丁寧に書くのが、温かみもあって好印象だと感じています。
この機会に、いつもとは少し違う便せんやペンを用意して、心を込めて書いてみるのも素敵ですね。
感謝の気持ちをしっかり伝える
母の日は、これまで支えてくれたお母さんに改めて感謝を伝える絶好のタイミングです。
育ててもらったことへの感謝や、これまでの思い出に触れることで、温かみのあるメッセージになります。
「これからも見守っていくよ」「これからも元気でいてね」といった言葉を添えることで、優しさや思いやりが伝わります。
そして何よりも大切なのは、あなた自身の言葉でメッセージを綴ることです。
共に過ごした時間や、心に残るエピソードを振り返ることで、世界に一つだけの心のこもったメッセージが完成します。
日々の様子を伝えてみる
近況を伝えることは、離れていても心の距離を縮めるきっかけになります。
別々に暮らしている場合、お母さんにとってはあなたの何気ない日常を知るだけでも安心材料になるものです。
最近あった出来事の中で、特に印象に残ったことを書き添えてみましょう。
なぜその出来事が心に残ったのかを振り返ってみると、意外とお母さんとの思い出と重なる部分が見つかるかもしれません。
プレゼントの想いを言葉にする
母の日の贈り物には、「なぜこれを選んだのか」という背景をひと言添えるだけで、特別感がぐっと増します。
「こういう時に使ってほしいな」「きっと喜んでくれると思って選びました」といった説明を加えることで、受け取る側にも温かい気持ちが伝わります。
ただモノを贈るだけではなく、そこに込めた想いまで届けてみましょう。
会える日を楽しみにしていることを伝える
もし近いうちに会いに行く予定があるなら、具体的な時期を書いておくと、お母さんの楽しみも増えるはずです。
日程がまだ決まっていなくても、「◯月頃には顔を見せに行きたいな」など、先の予定に少し触れるだけでも気持ちはしっかり伝わります。
体調を気づかう一言を添えておく
年齢を重ねたお母さんの体調に対して、さりげなく気遣いの言葉を添えるのも大切な心配りです。
「無理しないでね」「季節の変わり目だから体に気をつけてね」といった一文で、思いやりが伝わります。
最後の締めくくりには、健康への願いを込めた言葉で、あたたかくメッセージを締めましょう。
こうした一つ一つの工夫で、母の日のメッセージは、より心に残る贈り物になります。
年配のお母さんに贈る「心を込めた母の日メッセージ」の例
母の日に添えるメッセージは、贈り物と同じくらい大切なものです。
ここでは、年配のお母さんに喜んでもらえるような例文サンプルをいくつかご紹介します。
あくまで参考として、自分らしい言葉でアレンジして使ってみてくださいね。
体調を気遣いつつ感謝の思いを伝える例文サンプル
体調を気遣いつつ感謝の思いを伝える例文サンプルは、以下の通りです。
▼例文サンプル①
お母さんへ。
今年の母の日は、寒がりなあなたにぴったりのあたたかい毛布を見つけました。
最近、足の具合はどうかな?あまり無理せず、ゆっくり体を休めてね。
夏には、みんなで顔を見せに行くから楽しみにしていて!
▼例文サンプル②
お母さん、いつも本当にありがとう。
母の日のプレゼントとして、心を込めて◯◯を選びました。
気に入ってもらえたら嬉しいな。近いうちにまた連絡するね!
▼例文サンプル③
お母さんへ。いつも変わらず見守ってくれて感謝しています。
母の日には、季節に合った◯◯を贈ります。
6月にかけて暑い日が増えてくるので、体調に気をつけて、どうか元気でいてくださいね。
このように自分の言葉でお母さんの体調を気遣ったり、感謝の言葉を述べましょう。
家族の近況を伝える例文サンプル
続いて、こちらの家族の近況を伝える例文サンプルは、以下の通りです。
▼例文サンプル④
お母さん、いつも見守ってくれてありがとう。
感謝の気持ちを込めて、今年は◯◯を母の日の贈り物にしました。
これは、家族で話し合って選んだものだよ。
気に入ってくれるといいな。
▼例文サンプル⑤
お母さん、調子はいかが?
こちらでは◯◯(お子さんの名前)が最近新しいことに挑戦していて、家族みんな元気に過ごしています。
連休にはみんなで顔を見せに行く予定です。母の日のプレゼントは、その時に直接届けるね!
▼例文サンプル⑥
お母さん、元気にしてる?
そちら(◯◯の地名)は変わりないかな?
こちらは家族みんな元気に過ごしています。
母の日の贈り物として◯◯を送ります。夏には会いに行く予定だよ!
このような感じで、こちらの家族の近況を伝えると、さらに心の込められたメッセージとなるでしょう。
どのメッセージも、形式ばらずに日常の温かさや気遣いが伝わるような言葉に仕上げています。
必要に応じて、今までの思い出なども織り交ぜると、お母さんの心に響くものになりますよ。
まとめ
今回は、母の日に年配のお母さんへ送るメッセージの書き方などについてまとめました。
幼いころから見守り続けてくれたお母さんに、感謝の気持ちを伝えるタイミングは、まさに今かもしれません。
もし都合がつくのであれば、直接会いに行って顔を見せることが、何よりも嬉しい贈り物になるでしょう。
毎日忙しく過ごしていても、ひと言添えたメッセージをプレゼントに添えるだけで、母の日は特別な一日になります。
この機会をきっかけに、これからもこまめに連絡を取り合い、変わらぬ絆を大切にしていけたら素敵ですね。