「なにわ淀川花火大会」は、水の都・大阪を代表する花火イベントのひとつで、1989年(平成元年)に誕生して以来、今年で第37回を迎えました。
この花火大会は、約60万人の来場者が訪れる夏の風物詩として親しまれています。
地元の人々や企業、商店街、地域団体などの寄付金によって運営されており、すべてがボランティアによる手づくりで成り立っているのが大きな特徴です。
スタート当初は3,000発だった打ち上げ数も年々スケールアップし、今では大阪でも有数の規模を誇る花火大会に成長。
本記事では、「なにわ淀川花火大会2025」の開催情報や穴場スポットなどについて紹介していきます。
「なにわ淀川花火大会2025」の開催情報
「なにわ淀川花火大会2025」の開催情報は、以下の通りです。
・時間:午後7時30分から
・打ち上げ場所:淀川の中流エリア(国道176号線・十三大橋~JR神戸線の高架区間)
・主な観覧エリア:新御堂筋の淀川鉄橋から国道2号線にかけての河川敷一帯
・予想来場者数:約45万人
※荒天による安全確保が困難な場合は中止、雨天でも基本的には実施されます。
続いて、当日のアクセス方法や交通規制情報などについて紹介していきます。
「なにわ淀川花火大会2025」のアクセス方法
「なにわ淀川花火大会2025」のアクセス方法は、以下を参考にしてください。
・阪急「十三駅」「南方駅」、阪神「姫島駅」、JR「塚本駅」「御幣島駅」、大阪メトロ「西中島南方駅」から約15分
<梅田方面>
・JR「大阪駅」や阪神「野田駅」、地下鉄「野田阪神駅」、阪急・地下鉄「梅田駅」からは徒歩20~25分ほど
※当日は会場周辺に駐車場の用意がないため、公共交通機関の利用が推奨されています。
「なにわ淀川花火大会2025」で実施される交通規制
花火大会当日の18時から23時にかけて、周辺道路では通行規制が実施される予定です。
「なにわ淀川花火大会2025」に屋台は出るのか?
夏の風物詩として大人気の「なにわ淀川花火大会」は、花火そのものは勿論、屋台グルメや縁日のような雰囲気を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
多くの人でにぎわうこの花火大会では、毎年たくさんの屋台が並び、イベントをより華やかに彩ります。
過去の開催では、推定で500店舗近くの屋台が立ち並んだとも言われており、まさにグルメやお祭り気分を味わうにはぴったりのスポットです。
ここでは、屋台の出店情報や場所、販売メニュー、そして何時頃から営業しているのかをご紹介します。
屋台の出店エリアはどこなのか?
屋台が立ち並ぶのは以下のエリアが中心です。
・協賛観覧席周辺
アクセスしやすく、花火の打ち上げ地点にも近いので、食事と観覧の両方を楽しめる便利な立地です。
屋台の営業時間は?
出店の多くは、午後3時を過ぎた頃から準備を始め、午後4時前後にはほとんどの店が営業を開始します。
本格的に混み合う前に会場入りし、屋台グルメを楽しみながら花火開始の時間をゆったりと待つのも賢い楽しみ方です。
花火とともに味わうお祭りグルメは、浴衣でぶらりと屋台を巡るだけでも、きっと忘れられない夏の思い出になりますよ。
屋台メニューのラインナップ
販売されるメニューは、いわゆるお祭りグルメの定番がずらり。
・スイーツ系:わたがし、ベビーカステラ、チョコバナナ、りんご飴 など
・縁日系:ヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、射的、くじ引き など
もしかすると、今年はちょっと変わった創作系グルメや地域限定の珍しい屋台が登場するかもしれません。
これらのメニューを楽しみたいのなら、事前にお腹を空かせて行くのがおすすめです!
「なにわ淀川花火大会2025」を観賞できる穴場スポット
毎年多くの人出でにぎわうなにわ淀川花火大会ですが、ゆったりと観たい方にとっては「どこで見ようか」が悩みどころ。
完全な“穴場”とは言えないものの、比較的人が少なめだったり、少し距離はあっても快適に観られる場所をいくつかご紹介します。
三法寺周辺
阪神「姫島駅」から徒歩約3分。地域の人々以外にはあまり知られておらず、落ち着いた雰囲気の中で花火を眺められる隠れた観賞エリアです。
蕪村公園
JR「城北公園通駅」から歩いて15分程度。打ち上げ場所からは離れていますが、混雑を避けたい人にはおすすめ。
あるごの湯(温浴施設)
阪急「三国駅」から徒歩10分。天然温泉とバーベキューが楽しめる日帰り施設で、花火とともにくつろげる贅沢なスポットです。
浦江公園
住宅街に囲まれてはいますが、迫力のある花火を近くで楽しむことができます。
2022年には屋台も出店されており、お祭り気分も満喫できたようです(2023年の出店情報は不明)。
本庄公園
阪急「中津駅」から徒歩10分ほど。騒がしすぎず、落ち着いて観賞したい方にぴったりです。
日本ペイント大阪事業所前
打ち上げ会場の正面にあたるロケーションで、阪急「中津駅」から15分ほどの距離です。
視界を遮るものが少なく、花火を真上に眺められる迫力あるスポットですが、座れる場所やトイレがなく快適性はやや低めです。
中津公園
河川敷が近く、花火の音や臨場感も楽しめるエリアです。(混雑しにくく、地元の方にも人気です。)
大淀西公園/扇町公園
扇町公園は、花火の打ち上げ地点から南東へ約4km辺りの距離にあります。
視界を高層ビルに一部遮られる可能性はありますが、少しでも離れて落ち着いて観たい方におすすめ。
イオンスタイル尼崎
過去には、屋上などが一般開放されていたこともあります。(2025年の実施状況は要確認。)
中之島公園/豊崎北公園
建物の隙間からの観賞になるためダイナミックさには欠けるものの、人が少なめでのんびりと過ごせるのが魅力です。
伊丹空港周辺
距離は遠いですが、飛行機と花火の共演が楽しめる珍しいビューポイントですが、方向を事前に確認しておきましょう。
梅田スカイビル・空中庭園展望台
高層からのパノラマ花火を楽しみたい!という方におすすめのスポットです。
観賞には専用チケットが必要で、例年7月上旬から販売が始まります。
咲洲コスモタワー展望台
こちらも有料予約制。会場からは離れますが、大阪の夜景とともに花火を観賞できます。
西中島地区野球場
橋の構造物が一部視界を遮りますが、観賞可能なポイントの一つです。
穴場スポットで楽しむ際の注意点
「なにわ淀川花火大会2025」を穴場スポットで楽しむ際の注意点についてまとめておきます。
視界が遮られる場合がある
人が少ないエリアでは、必ずしも花火がきれいに見えるとは限りません。
ビルの建設や木々の成長、風の影響などにより見えづらくなる可能性もあります。
そのため、事前にロケーションの下見をしておくと安心できるでしょう。
買い出しは早めに済ましておく
日没に近づくにつれ、人の流れが急増するので、気を付けましょう。
飲み物や軽食は、会場最寄りよりも乗り換え駅や自宅近くであらかじめ購入しておくのがスムーズです。
車での来場には万全の準備をしておく
会場周辺は当日、交通規制や渋滞が予想され、駐車場もすぐに満車になります。
これまでの花火大会実施日は、事前予約制の駐車場が多く、当日探すのは困難なケースが多かったです。
そのため、車で行く場合は「駐車場予約サイト」などを活用し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
以上のポイントをおさえて、混雑を避けつつ、自分にぴったりの花火観賞スタイルを見つけてくださいね。
有料観覧席のタイプと内容について
なにわ淀川花火大会では、混雑を避けて落ち着いて観賞できる有料観覧エリアが用意されています。
様々なタイプがあり、それぞれに特徴があるので、目的や人数に合わせて選ぶことができます。
エキサイティングシート
花火の打ち上げポイントに最も近く、臨場感抜群の“特等席”と言ってもいいでしょう。(一人からでも購入可能な個別指定席です。)
トイレや売店も付近に整備されており、快適な環境で花火を楽しめます。(※ただしトイレは時間帯によって混雑しやすいため、余裕をもって行動を。)
・内容:お弁当+お茶付き
団体指定席
エキサイティングシートの隣に位置する、グループ向けの指定席エリアで、複数人での観覧に最適です。
価格・内容はエキサイティングシートと同じ条件となっています。
・内容:お弁当+お茶付き
ステージシート
アリーナの左側に位置する完全指定席で、落ち着いてフィナーレまで満喫できる観覧スペースで、
確実に座って観たい方におすすめです。
・内容:お弁当+お茶付き
納涼船観覧席
川辺に停泊した大型台船の上から花火を鑑賞できる、まさに“特別体験”ができるプレミアム席です。
視界を遮るものが一切ないため、迫力ある花火を間近で堪能できるというメリットがあります。
・内容:お弁当+お茶付き(完全指定席)
パノラマシート(ライト①②③)
阪急「十三駅」側に設置される、傾斜を活かした見晴らしの良いシートで、花火全体を見渡したい方にぴったりのエリアです。(※受付時に貸与される専用クッションシートを使用。レジャーシートの持ち込みは不可。)
パノラマシート(レフト①②③)
こちらはJR「塚本駅」方面に配置される同様の傾斜型観覧エリアで、視界が開けていて快適な観賞が可能です。(※こちらも専用クッションシート使用。レジャーシート持参不可。)
どの席もそれぞれ魅力があり、花火大会をより快適に楽しめる工夫が詰まっています。
特に「お弁当&お茶付き」の席は、花火とともに特別なひとときを味わいたい方に人気です。
早期に売り切れることもあるため、希望の席がある方はお早めにチェックを!
混雑を避けてスムーズに帰宅するには?
「なにわ淀川花火大会」は、関西屈指の人気を誇る大規模イベントです。
昨年は約60万人もの来場者が集まったと言われており、終了後の移動は大混雑が予想されます。
同じ時間帯に多くの人が一斉に動き出すため、うまくタイミングをずらすことが大切です。
終了後すぐの移動は避けるのがポイント
花火のフィナーレ直後は最も混雑が激しく、駅までの道のりもなかなか進みません。
実は、屋台の多くは21時頃まで営業しているため、花火終了後すぐに移動せず、軽く食べ歩きや雰
囲気を楽しみながら時間を潰すのも有効な手段となるでしょう。(1時間ほど時間を空けてから帰路につくことで、混雑をかなり回避できます。)
駅の選び方で混雑を回避しよう
会場に最も近い「阪急十三駅」や「JR塚本駅」は便利な反面、帰り道では多くの人が集中するため、改札を通過するのも一苦労です。
少し歩いて別の駅を利用することで、混雑を避けられる可能性が高まります。
徒歩圏で利用できるおすすめ駅(通常時の所要時間)
徒歩圏で利用する駅としては、以下の4つがおすすめです。
・大阪メトロ御堂筋線「西中島南方駅」:約40分
・阪神本線「姫島駅」:約35分
・JR東西線「御幣島駅」:約40分
距離はややありますが、そのぶん混雑も緩和されやすく、ストレスなく駅へたどり着けることが多いです。
歩いて帰る時間も「花火大会の思い出」になる
人混みを避けて静かなルートを選べば、熱気に包まれた花火大会の余韻を感じながら、のんびりと歩く時間そのものが特別な思い出になります。
夜風を感じながら、屋台グルメの感想を語り合ったり、写真を振り返ったりしながら歩く帰り道も、イベントの楽しさのひとつです。
混雑を避けつつ、余裕のある行動を心がければ、花火大会を最初から最後まで快適に楽しむことができますよ。
まとめ
今回は、「なにわ淀川花火大会2025」の開催情報や穴場スポットなどについてまとめました。
・会場は淀川河川敷。アクセスは公共交通機関の利用が推奨されます。
・有料観覧席は種類豊富で、お弁当付きの特等席からリーズナブルなパノラマ席まで選べます。
・屋台は例年500店規模で大充実。グルメも縁日気分も楽しめます。
・混雑を避けるには、終了後にゆっくり屋台を楽しむか、少し離れた駅から帰るのが◎。
・穴場観賞スポットも複数紹介。のんびり花火を楽しみたい方は要チェック!
大迫力の花火とともに、大阪の夏を思いきり満喫できる「なにわ淀川花火大会」!
事前に情報をしっかり押さえて、最高の一夜をお過ごしください!