家庭料理の定番「肉じゃが」は、簡単に作ることのできる料理というイメージがあるかもしれません。
しかし、いざ作ってみると、味が上手く染み込まず、ぼんやりした仕上がりになってしまうことはありませんか?
本記事では、肉じゃがを作ってみて「もう少しコクが欲しい!」「具材にしっかり味が入っていない!」と感じた時に活用できる風味アップのちょっとした工夫を紹介していきます。
毎日の献立に活かせる小さなコツとして、ぜひ参考にしてみてください。
味がぼんやりした肉じゃが…どうやって美味しく仕上げる?
「何だか味が決まらない…」そんな時の肉じゃがには、いくつかの原因が考えられます。
主に次のようなパターンがあるでしょう。
・煮込み時の煮汁が不足していた
・しっかり味付けしたはずなのに、具材に浸透していない
まずはどのパターンに当てはまるのか、煮汁の味見や具材の状態をチェックしてみましょう。
煮汁そのものが薄いと感じた場合
スプーンで少量をすくって味見し、「風味が弱い」と思ったら、調味料を加えて整えていきましょう。
まずは出汁の風味を確認。物足りなければ、顆粒タイプの出汁を少量(小さじ1程度)加えるだけでも、味の奥行きがグッと増します。
次に、甘みと塩味のバランスを取るために、醤油・砂糖・みりんを同じ割合で混ぜ、様子を見ながら加えてください。
もっと手軽に整えたいなら、市販の「すき焼きのたれ」が便利です。
醤油、砂糖、みりん、酒、出汁など必要な要素がすでにブレンドされています。
たれと水を1:1の割合で割って使えば、失敗しにくく、味に深みも出やすいです。
また、「めんつゆ」も使いやすい調味料ですが、甘みがやや控えめなので、砂糖かみりんを少し足すと良いでしょう。
味を整えた後は、具材が柔らかくなってからさらに5分ほど煮込み、火を止めてゆっくり冷まします。
時間があれば、一度冷ましてから再加熱すると、より味が染み込みやすくなります。
もし具材が崩れやすいようなら、一度取り出して煮汁だけ調整し、再度合わせて冷ます方法もおすすめです。
煮汁の量が不足していた場合
煮汁の量が少ないと、全体に味が行き渡らず、部分的に味ムラが出る原因になります。
この場合は、あらかじめ作った煮汁の味を参考に、同じ比率で水と調味料を合わせ、少量を追加で作りましょう。
新しく作った煮汁を加えてしばらく煮込んだあと、やはり火を止めてゆっくり冷ますことで、具材全体に風味が広がっていきます。
煮汁は美味しいけど具材に味が入りづらい場合
煮汁はしっかり味付けされているのに、じゃがいもや人参などの具材が薄味に感じられる場合、加熱と冷却のバランスがポイントになります。
煮物は「冷めると味が染みる」とよく言われます。これは、冷めていく過程で煮汁がじわじわと食材に吸収されるためです。
急冷するとその効果が薄れるため、常温でゆっくり冷ますのが理想的。
タオルなどで鍋を包んで保温しながらゆっくり温度を下げていくと、しっかりと味が染みます。
煮崩れが気にならなければ、一度しっかり煮込んでから冷ますことで、より深みのある味わいに仕上がるでしょう。
肉じゃがの味が定まらない時のリカバリー術
料理をしている最中に「なんだか味が物足りない」と感じて、ついつい調味料を追加してしまうことはございませんか?
しかし、加えすぎてバランスが崩れ、結果としてちょっと不自然な仕上がりになってしまう場合もあります。
特に具材に味が染みきっていない時は、味付けを一から整え直すことで、仕上がりを立て直せます。
味の立て直しに役立つ手順
以下のステップで、新たな味付けを試みてみましょう。
まず、現在の鍋から残っている煮汁をすべて取り除きます。
別の鍋、または同じ鍋をきれいにしてから、新しい味付け用の煮汁を用意します。
作った調味液に具材を戻し、じっくりと火にかけて再び煮込みます。
火を止めた後は、そのまま冷めるまで待つことで、具材にしっかり味が染み込んでいきます。
失敗しにくい味付けの黄金比とは?
味を安定させるコツのひとつは、調味料の比率をシンプルに保つことです。
このベースをもとに、自分や家族の好みに合わせて微調整してみてください。
・甘めに仕上げたい場合 → 砂糖やみりんを追加
・コクを深めたいとき → 出汁を少量プラス
出汁は、具材がしっかり浸る程度の量で問題ありません。(顆粒出汁や液体出汁でも代用できます。)
「自分で味を整えるのが不安…」という場合には、市販のすき焼きのたれを使うのもおすすめです。
醤油・みりん・酒・砂糖・出汁といった要素がすでにバランスよく配合されているので、失敗が少なく、時短にもなります。
まとめ
今回は、肉じゃがの味が薄くて物足りないの対処法などについてまとめました。
「なんだか味がぼんやりしている…」そんな肉じゃがになってしまった時は、まず原因を見極めることが大切です。
肉じゃがの味が定まらない原因としては、主に以下の3つが挙げられます。
・煮汁の量が足りず、全体に味が行き渡らない
・食材に味が十分に染み込んでいない
肉じゃがの味付けがうまく決まらない時でも、少しの工夫で美味しさを取り戻せます。
困った時は、基本の味付けバランスを軸に微調整しながら、出汁や市販の調味料も上手に取り入れてみてください。
こうした工夫を重ねることで、家庭の定番料理「肉じゃが」がより一層美味しく、満足度の高い一品に仕上がります。