海外旅行をした時、思いがけないハプニングに遭遇した経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に空港でフライトの遅延や欠航が発生したり、荷物を紛失してしまったり…様々なトラブルが起こり得るので注意が必要です。
楽しみにしていた休暇を無駄にしないためにも、いざという時に冷静に対応できるようにしておくことをおすすめします。
本記事では、空港で起こりやすい問題や荷物の紛失・破損、そして大事な持ち物を忘れた際の基本的な対応についてご紹介します。
空港で航空機の遅延や欠航が発生した場合
空港を利用する上で、最もよくあるトラブルの一つが、飛行機の遅延や欠航でしょう。
悪天候(大雪・台風・嵐など)の影響や、経由地でのトラブルにより、その日の搭乗ができなくなるケースも珍しくありません。
このような空港で発生するトラブルに備えて、以下の点を押さえておきましょう。
航空会社のカウンターで状況を確認する
2時間以上もの遅延が発生している場合は、航空会社のカウンターを訪れて、現在の状況を確認しておくようにしましょう。
緊急連絡先を事前に調べておく
日本語対応の窓口がある航空会社もあるため、連絡先を控えておくと安心です。
欠航時は早めに宿泊先を確保する
航空会社によっては、ホテル代や送迎費用などを負担してくれる場合があります。
遅延証明の取得をする
海外旅行保険を適用させるため、旅行会社から遅延証明書を発行してもらいましょう。
また、現地で言葉が通じず困った時は、近くの日本人旅行者に声をかけてみるのも一つの手です。
とはいえ、そもそもトラブルに巻き込まれないようにすべく、しっかりと対策を行っておくべきでしょう。
旅行を計画する際には、あらかじめ航空会社の口コミや評判などを確認しておいて、遅延が多い航空会社は避けておくことをおすすめします。
それでも遅延や欠航などが起きた場合は、空港ラウンジの利用やタブレットの充電など、待ち時間を有効活用できる準備をしておくといいでしょう。
海外旅行中に荷物を紛失してしまった場合
海外旅行では、空港での手続きだけでなく、荷物に関するトラブルも発生することがあります。
特にスーツケースやカバンなどの紛失は代表的なケースの一つだと言えるでしょう。
そこで、この項目では荷物を紛失した場合の対応手順について紹介していきます。
航空会社スタッフへ報告をする
荷物を紛失した時は、まず最初に利用した航空会社のカウンターで状況を説明するようにしましょう。
必需品の購入と費用請求をする
どうしても荷物が見つからない場合は、下着、着替え、洗面用具など、最低限必要なものを購入します。
購入時の領収書を保管しておけば、航空会社が費用を負担してくれるケースがあります。
手荷物事故報告書を作成する
紛失した荷物の特徴(色、形、ブランド、ステッカーなど)や滞在先の住所、連絡先を記載し、荷物が見つかった際にすぐ連絡してもらえるように依頼しましょう。
この時に「配送先が自宅なのか?ホテルなのか?」も明確に伝えることで分かりやすくなります。
紛失か遅延かを確認する
多くの場合、荷物は遅延で後から届きますが、完全に紛失した場合は航空会社に対して補償金の請求を行う必要があります。(※補償内容や金額などは航空会社によって異なります。)
トラブルを防ぐための工夫をする
他の荷物と間違われないよう、派手なタグやステッカーなどで目印をつけておくと安心です。
自宅に忘れ物をしてしまった場合
旅行の準備を万全にしていても、うっかり忘れ物をしてしまうことは誰にでもあります。
現地で購入できるものであれば問題ありませんが、処方薬のように代替が難しいものを忘れてしまうと深刻な事態になりかねません。
そこでここからは、忘れ物をしたしまった際の対処方法について紹介していきます。
家族や友人に国際便で送ってもらう
忘れ物をしてしまった際は、家族や友人に国際便で配送してもらうという手もあります。
薬品や特定の品物は法律や運送会社の規定により送付が禁止されている場合があるため、発送前に必ず確認が必要です。
また、通関手続きや配送を行うのに時間がかかる可能性も考慮しておきましょう。
チェックリストを作成して忘れ物を防止する
最も大切なのは、出発前に持ち物チェックリストを作り、忘れ物を未然に防ぐことです。
現地でのサポートを受ける
日本からの発送が難しい場合は、ホテルスタッフや現地ガイドなどに相談して、現地で入手できる方法を探すのが有効です。
まとめ
海外旅行中に起こる空港や荷物に関するトラブルは、誰にでも起こり得るものです。
フライトの遅延や欠航、荷物の紛失、忘れ物といった予期せぬ出来事も、事前に以下のような対策方法を知っておくことで慌てず対応できます。
・荷物は目印を付けて紛失・取り違えを防ぐ
・領収書や証明書は補償請求に必要なため必ず保管
・忘れ物防止のためチェックリストを活用
・いざという時は、現地スタッフや周囲の日本人に相談
旅行は「トラブルを完全に避ける」よりも「起きてもすぐ対応できる準備」をしておくことが大切です。
事前の備えと落ち着いた行動が、快適で安心な旅を支えるポイントとなるでしょう。