最近は物価高や円安の影響もあり、あらゆる商品やサービスの料金が上昇しています。
ハガキなどの郵便物もその影響を受けており、2023年10月からは通常のハガキが63円から75円になり、12円の値上がりを見せました。
特にハガキを大量に郵送する場合、この12円の増額が大きな影響を及ぼすことになるでしょう。
ハガキを75円の郵送料で送りたい場合、その重さはチェックしておかなければなりません。
本記事では、ハガキの重さや送料を維持するために注意すべきポイントなどを説明していきます。
通常のハガキの重さはどれくらい?
一般的なハガキには、明確なサイズと重さの規定が存在します。
許容されるサイズは最大で「15.4cm×10.7cm」、最小では「14cm×9cm」とされており、これは長方形の紙に限られます。
年賀状の標準サイズは「14.8cm×10cm」となっているので、これを参考にすると良いでしょう。
一般的なハガキの許容されている重さは「2gから6gまで」の範囲となっています。
はがきの種類や厚みによって多少の差はありますが、通常の紙製のはがきはこの範囲内であることが多いです。
ハガキが手紙扱いになる重さは?
ハガキが特定のサイズや重さを超える場合、第1種郵便物、つまり手紙として分類されます。
例えば、市販のインクジェットハガキは通常3gですが、この重さに3gを加えることが可能です。
もしハガキが手紙として扱われるようになると、料金は以下の通り変更されます。
・「50gまでで92円」
日本郵便の規定によると、ハガキは重さが25グラムを超えると手紙扱いになります。
ハガキ自体の重さは通常4グラムから6グラム程度ですが、ハガキに何かを添付したり、特に厚手の材料を使用したりすると重量が増え、25グラムを超える可能性があります。
その場合は、手紙の料金が適用されることとなり、無駄な出費につながる可能性が高くなるため、気を付けましょう。
ハガキの送料を維持するための
ハガキの送料が高くならないようにするためには、以下の点に注意しましょう。
重量を抑える
ハガキは、重さが25グラムを超えると手紙として扱われてしまいます。
大きな装飾や厚みのある素材を加えると重さが増し、料金が上がる可能性があるため、注意が必要です。
可能な限り軽い素材を使用し、シンプルなデザインにすることをお勧めします。
サイズの規定を守る
ハガキの標準サイズ(100mm×148mm)を守ることが大切です。
サイズが規定より大きい場合、手紙として扱われる場合があります。
その結果、追加料金がかかることがあるので、気を付けましょう。
不必要なものを添付しない
重要なのは、ただ重さが基準内であれば良いわけではないということです。
日本郵便のガイドラインによれば、紙やシール、写真などの薄い素材は全面がしっかりと密着していれば送ることができます。
しかし、はがれやすいものや立体的な装飾などは避けておきましょう。
また、ハガキの厚みについて明確な規定はありませんが、あまりに厚いと手紙扱いになる恐れがあるので注意が必要です。(※ハガキに物を挟むと、重量だけでなく厚みも増して手紙扱いになることがあります。)
なので、添付物は最小限に抑えるか、必要であれば他の方法で送ることを検討しましょう。
料金を事前に確認しておく
郵便を送る前に、最新の料金表を確認しておくことが重要です。
日本郵便のウェブサイトや郵便局で最新情報を得ることができます。
これらのポイントに注意することで、ハガキの送料を無駄に高くすることなく、効率的に郵便を利用することができます。
ハガキを装飾アレンジする時の注意点
ハガキを装飾アレンジ(自作ハガキを使用する、特定の切手を使用する…など)する場合は、あらかじめ全体の重さを測定しておきましょう。
装飾アレンジ用のシールや切手などをハガキと一緒に計り、6gを超えないようにする必要があります。
特に自作ハガキを使う場合は、その重さには注意するようにしてください。
もし装飾アレンジを加える予定がなければ、料金がすでに付いている郵便局のハガキを使うことをお勧めします。
これにより、切手を貼る必要がなく、その分重さを節約でき、装飾アレンジの幅も広がります。
まとめ
今回は、ハガキの重さや送料を維持するために注意すべきポイントなどをまとめました。
デジタルコミュニケーションの台頭により、SNSやメッセージングアプリの利用が増え、従来の手紙やハガキを使う機会は減少しているかもしれません。
しかし、冠婚葬祭や新居への引越しの報告など、特定の場面ではまだハガキを利用する伝統が残っています。
年賀状を送る習慣も少なくなってはいますが、個人的にはこの伝統を大切にしており、毎年楽しみにしています。
もし、何かの特別な機会にハガキを送る必要がある場合、ハガキに関する知識があると便利です。
子供の頃には62円で手紙を送ることができたような記憶がありますが、時の流れの早さを実感させられました。