出産祝いを贈る際に「何を選べばいいんだろう？」と迷ったことがあるのではないでしょうか？
贈る品物を自分で選ぶと相手に気持ちが伝わりやすいのですが、あらかじめ聞き取り作業を行っておき、受け取る側の要望などを把握しておくことも重要です。
何故なら自分で良いと感じたアイテムを贈った場合でも、相手にとってありがた迷惑に感じる時があるからです。
本記事では、出産祝いで贈るのに最適なアイテムやタイミングなどを紹介していきます。
出産祝いのギフトはどのようなものが喜ばれるのか？
出産祝いは新しい家族が増えることを祝うだけでなく、今後の育児に頑張る親たちに対する支援の意味も込められています。
しかし、実際に出産祝いのプレゼントを選ぶとなると、何を選べばいいのか分からず、苦労することになるでしょう。
プレゼントで「喜ばれるもの」と「そうでないもの」の感じ方には、個人差が存在するので、難しいところです。
特に家庭状況により、「初めての子ども」なのか「そうでないか」によっても求められるアイテムが異なることも少なくありません。
ここからは、事例を挙げながら、普遍的に好まれる出産祝いの選び方と、避けるべきプレゼントについて詳しくご説明します。
出産祝いを贈るベストなタイミング
出産祝いは通常、「赤ちゃんの誕生後からお宮参り前の約一か月間」に贈られることが一般的です。
この期間に贈る理由は、新生児が安定し始め、母親も退院して家庭での新生活がスタートする時期と重なるからです。
赤ちゃんの母親がまだ入院中の場合は、退院してからプレゼントを渡す方が望ましいでしょう。
一か月を過ぎると、相手が内祝いの準備を始めるため、贈り物の確認を後回しにしてしまうリスクがあるため、出産前にプレゼントを送るのは避けるべきです。
出産時は予測不能なことが多く起こるため、無事に出産が終わってから祝うのが一般的なマナーとされています。
相手と親しい関係でない場合は、出産報告を受けた後にお祝いの品を選ぶのがベストでしょう。
出産祝いの適切な予算設定
出産祝いの予算は、ギフトを贈る相手との関係性によって違ってきます。
一般的な予算の目安は、それぞれ以下の通りです。（※あくまでも目安です。）
・職場の上司、先輩など：5,000円から10,000円
・友人、知人、職場の同僚など：3,000円から5,000円
出産祝いは親しい人から心を込めて送るものであるため、知人や友人からは控えめな予算が普通です。
贈り物を受けた側は、受け取ったギフトや金額の半額程度の価値のある内祝いを用意することが礼儀となっています。
過度に高価なギフトは相手に負担を与えたり、気を遣わせてしまうため、避けるべきです。
もしも、高価なギフトを選んだ場合は、「内祝いは不要です」と伝えておくといいでしょう。
相手に負担をかけずに、心からの祝福を表現することが重要なのです。
出産祝いで喜ばれるギフトのアイディア
出産祝いの贈り物は、以下のような実用性のあるアイテムを選ぶことをおすすめします。
おすすめできる贈り物1（ストックできる生活必需品）
出産祝いとしては、ストックしておかなければならない生活必需品が、喜ばれることが多いです。
例えば、おむつ、ウェットティッシュ、フードがついたバスタオルなどは、必要不可欠なアイテムなので、受け取っても困ることはありません。
また、離乳食を始める時期のブレンダーやその他のキッチン用品も、長期にわたり役立つ贈り物となること間違いなしでしょう。
おすすめできる贈り物2（絵本やおもちゃなど）
子供の成長に合わせて使用できるアイテム（絵本、おもちゃ、ベビー服など）も贈り物として嬉しいアイテムでしょう。
特にベビー服などの衣類は次の子どもにも引き継がれやすいので、実用性が高いです。（実用的なブランドのものを選ぶことで、更に価値があるように感じられるでしょう。）
おすすめできる贈り物3（母親向けのアイテム）
親自身（特に母親）が使用できるアイテムも受け取ると嬉しく感じること間違いなしでしょう。
スキンケア商品、リラックスできるバス用品、カフェインフリーの飲み物などが個人的にも楽しめるものとして好評です。
おすすめできる贈り物4（現金）
どのようなギフトを選ぶかで迷った時は、現金も無難な選択肢となるでしょう。
贈り物を選ぶ際の悩みが解消されるだけでなく、受取人が自由に使えるので、非常に便利です。
現金が少々味気なく感じる場合は、ベビー用品店のギフトカードや専用のカタログギフトなどが良い代替案となります。
出産祝いで避けておいた方がいいアイテム一覧
出産祝いを贈る際は、受け取る側が本当に喜ぶギフトを選ばなければなりません。
あまり不必要なアイテムを受け取っても、逆に迷惑だと思われる可能性があるからです。
贈るのに注意が必要なプレゼントの種類やその理由などを挙げてみることにします。
おすすめできない贈り物1（サイズや好みが異なるアイテム）
ベビー服を贈ると喜ばれることが多いのですが、サイズが合わないベビー服や、好みに合わないベビー服などは、実際には使用されることが少ないため、保管することが負担になってしまう可能性があります。
そして、同様に季節外れのベビー服も使用機会が限られることが多いです。
贈る前に、相手に必要なサイズや好みなどを聞いて、確認しておくのが無難でしょう。
おすすめできない贈り物2（おむつケーキ）
おむつケーキは見た目のかわいさで人気ですが、実用性には欠けることがあります。
特にサイズが合わなくなるリスクや、赤ちゃんの肌に合わない場合もあるので、気を付けなければなりません。
「赤ちゃんの肌に合うブランドのおむつなのか？」という点を事前に確認しておくといいでしょう。
おすすめできない贈り物3（すぐに使用不可能になる消耗品）
おしり拭きや新生児用のおむつなど、すぐに使用できなくなるものを大量に受け取ると、使い切る前に不要になってしまう恐れがあります。
また、多くの人から同じアイテムを受け取った場合も、あまり嬉しく思われないかもしれません。
他の贈り物と重複しないようにすべく、事前に確認をしておくといいでしょう。
他にはないユニークなアイテムを選ぶと良いでしょう。
おすすめできない贈り物4（大型アイテム）
ベビーベッドやベビーカーなどの大型アイテムは、すでに持っているか、他の人と重複する可能性があるため、注意しなければなりません。
大きなおもちゃも、家のスペースや内装などに合わない可能性があるため、あらかじめ相手の家庭の状況をしっかりと理解しておき、必要ならば事前に相談することが推奨されます。
まとめ
今回は、出産祝いで贈るのに最適なアイテムやタイミングなどについてまとめました。
プレゼントを選ぶ際は、贈る相手のニーズや現在の生活状況などを考慮しておかなければなりません。
特に出産祝いの場合、一生に一度の機会かもしれないので、具体的に何を欲しているのかを直接尋ねておくことをおすすめします。
サプライズ的なアイテムを選ぶのではなく、実生活で役立つアイテムの方が、受け取る側からは嬉しく思われることが多いです。
「出産祝いを選ぶ際は、相手の希望を詳しく聞くこと！」…これは単純なことのように感じるかもしれませんが、かなり重要な要素でもあります。
「これは喜ばれるはず」と自信を持って選ぶことも大切ではあるのですが、贈る前に相手の意見を聞いておくことで、心から出産祝いに満足してもらえるようになるに違いないでしょう。
