皆さんは、台湾パイナップルという果物をご存知でしょうか?
台湾パイナップルは、フィリピン産のパイナップルと比べて酸味が控えめで甘みが強いため、酸っぱい味が苦手な人でも安心して食べられるのが特徴です。
さらに食感が良く、硬い筋も少ないため、料理に使いやすいという利点があります。
しかし、台湾パイナップルはどのように選べばいいのか、どのようにカットすればいいのかが分かりにくいかと思われます。
そこで本記事では、台湾パイナップルの取り扱い時期、選び方、切り方などについて紹介していきます。
台湾パイナップルとは?
「台湾パイナップル」とは台湾で生産されるパイナップルのことを指します。
台湾の気候は暖かく、多湿であるため、パイナップルの栽培に非常に適しています。
そのため、台湾のパイナップルは非常に甘く、ジューシーで、香りが高いと評価されています。
特に台湾の「金鑽パイナップル」という品種は、黄金色で繊維が少なく、甘さが際立っています。
台湾では、パイナップルを新鮮な果物として食べるだけでなく、加工食品、菓子、ドリンクなど幅広い用途で利用されているのも特徴的です。
台湾パイナップルの取り扱い時期について
台湾パイナップルの主な取り扱い時期は、春から初夏にかけてです。
特に収穫のピークは3月から7月にかけての間で、この時期には最も甘くてジューシーなパイナップルが市場に出回ります。
台湾ではこの時期に「パイナップルの季節」とも言われ、多くの地元の祭りやイベントでパイナップルがフィーチャーされます。
しかし、現代の農業技術の進歩により、一年中ある程度のパイナップルが栽培され、出荷されるようになっています。
それでも自然な環境条件下で栽培されたパイナップルは、やはり春から初夏にかけてが最も美味しいとされています。
美味しい台湾パイナップルを選ぶ方法
美味しい台湾パイナップルを見分けるための主要なポイントを紹介します。
②以前に述べた通り、黄色に緑色がかった色合いが理想的です。
③柔らかすぎず、適度な弾力性があるものを選びましょう。(過度に柔らかいか、乾燥して硬いものは避けるべきです。)
④重量感があるものは、ジューシーさの証です。
⑤特に、底部近くが甘いため、その部分の香りを確認すると良いでしょう。
これらのポイントを抑えることで、美味しい台湾パイナップルを見つけることができます。
パイナップルは他の果物と異なり、追熟が起こらないため、買った後で甘くなることはありません。
食べる最適なタイミングを見極めるためには、特に皮の網目の状態を確認することが重要です。
網目が緑で内部が黄色いものが食べごろで、皮全体が黄色い場合は過熟している可能性が高いですが、逆に溝が黒いものは未熟と判断されます。
他の果物では緑色が未熟、黒色が過熟を示すことが多いですが、パイナップルの場合、これらの色の変化が逆に現れるのが特徴です。
効果的に台湾パイナップルを切るテクニック
ここからは、台湾パイナップルを効果的に切るステップを紹介していきます。
まずは、以下の必要となる調理道具を準備しておきましょう。
・まな板
・大きめのボウル(果肉を入れるため)
具体的な切り方のステップは以下の通りとなっています。
②皮を剥く:立てたパイナップルの上部から下に向かって、外側の皮を厚めに削ぎ落とします。このとき、目(茶色い斑点)も一緒に取り除くように切ります。
③目を取り除く:皮を剥いた後、残った目(茶色の小さな突起)があれば、それをV字カットで取り除きます。これは、縦に細かい切り込みを入れて、目を取り除く方法です。
④縦に4等分する:パイナップルを縦に4つに切り分けます。中央にある硬い芯部分を見つけ、それを避けながらスライスします。
⑤芯を除く:各ピースの硬い中心部(芯)を切り落とします。芯は食感が硬いため、食べる部分から取り除きます。
⑥食べやすい大きさにカットする:最後に、各ピースを横に数回カットして、食べやすいサイズに切り分けます。
この方法で、台湾パイナップルを上手に切って、その甘みとジューシーさを存分に楽しんでください。
パイナップルの皮は固いため、切る際に滑りにくくするために湿らせたタオルや布巾を敷くことを推奨します。
まとめ
今回は、台湾パイナップルの取り扱い時期、選び方、切り方などについてまとめました。
台湾パイナップルは、その美味しさと調理のしやすさから幅広く支持されています。
最近では様々なお店で手に入れることができるので、もし購入する機会があれば、本記事を参考にして頂けると幸いです。