大学の入学式が近づくと、「何を持っていけばいいの?」と悩む新入生や保護者の方は多いのではないでしょうか?
特に男子学生にとっては、スーツ以外の持ち物(例えば、バッグが必要かどうかなど)は、意外と迷うポイントです。
本記事では、「大学の入学式に参加する男子学生はバッグを持参すべきなのか?普段使っているものでも大丈夫?リュックやトートなどはどうなの?」といった疑問にお答えしつつ、サイズや色の選び方なども紹介していきます。
式当日に焦らないようにすべく、事前にチェックしておくといいでしょう。
男子学生も大学の入学式にバッグが必要となるのか?
まず気になるのは「バッグってそもそも必要?」という点ですが、実のところ「絶対に必要というわけではない」というのが正直なところです。
入学式では、学校によって若干の違いはあるものの、服装や持ち物に厳しいルールが設けられていることはほとんどありません(念のため、大学からのお知らせは確認しておきましょう)。
男性の服装はスーツが定番ですし、手荷物がそれほど多くないため「手ぶらで行こう」と考える人もいるでしょう。
ですが、式では大学からの資料や、サークル・団体の勧誘チラシなど、意外と配布物が多いんです。
実際、私が入学したときも、バッグを持っていない男子は手で紙を抱えるのに苦労している様子でした。
また、財布やスマホ、飲み物などを持ち運ぶことを考えると、何かしらバッグがあった方が便利なのは間違いありません。
ということで、私個人としては「手ぶらよりバッグ持参」をおすすめします。
大学の入学式にふさわしいメンズバッグのタイプとは?
入学式に持参するバッグとして、いわゆるリクルートバッグを選ぶ人もいますが、今後のキャンパスライフでも使えるような汎用性のあるものを選ぶのが賢明です。
厳密なルールがあるわけではないため、落ち着いたデザインで清潔感のあるものであれば、種類にこだわりすぎる必要はありません。
リクルートバッグは就活には便利ですが、学生生活では出番が限られているのが現実です。
普段使いも視野に入れるなら、「トートバッグ」は特におすすめです。
収納力があり、ブラックやネイビーなど落ち着いたカラーを選べばスーツ姿にも自然になじみます。
荷物が多くなりがちな通学や、合宿などのイベントにも対応できるため、1つあると便利です。
本革や合成皮革のバッグも、品のある印象を与えるため入学式のようなフォーマルな場にも適しています。
リュックを選ぶなら?注意点をチェック
大学の入学式に参加する際、トート以外では、リュックを選ぶ男子学生も少なくありません。
もちろん、リュックを持って入学式に参加すること自体は問題ないのですが、選ぶデザインには注意しておきましょう。
日頃使っているアウトドア風やスポーツブランドのリュックは、どうしてもカジュアルな印象が強く、スーツには合わないことも多いです。
フォーマルな場にふさわしい、シンプルかつスタイリッシュなデザインのリュックを選ぶのがポイントです。
近年では、スーツスタイルにもなじむ「ビジネスリュック」を使う社会人も増えており、そうしたモデルなら入学式にも違和感なく使えるでしょう。
ただし、見た目に厳しい目を向ける年配者もいるため、初対面での印象を大切にしたい場面では、より無難な選択をしておくと安心かもしれません。
カバンのサイズとカラーの選び方
入学式用のバッグ選びでは、「大きさ」と「色合い」の2点が特に重要となります。
色は「黒」「ネイビー」「ダークグレー」といった控えめなトーンが無難です。
靴やベルトなどと色味を揃えると、全体の統一感が出て洗練された印象になります。
サイズについては、最低でもA4サイズの資料がすっきり入る大きさが理想的です。
入学式当日は配布物が多くなる傾向があるため、多少余裕のあるサイズ感を選んでおくと安心でしょう。
入学式における男性の服装とバッグの組み合わせ方
大学の入学式では、多くの男性がスーツを着用します。一般的にはブラックやネイビー、チャコールグレーといった落ち着いた色が好まれ、フォーマルな場にふさわしい印象を与えてくれます。
バッグのカラーは、スーツに調和する自然な色合いのものを選ぶのが基本です。
特にブラック系のバッグであれば、どの色のスーツにも合わせやすく、最も無難な選択と言えるでしょう。
一方で、ブラウン系の合皮バッグなどは洒落た雰囲気がありますが、場によっては少しラフに見えてしまう可能性もあります。
入学式のようなセレモニーでは、ややフォーマル寄りの黒系バッグを選んでおくと安心です。
また、スーツを購入する際には、明るめのブルーやライトブラウンなど個性的な色合いのものも店頭に並んでいるかもしれません。
しかし、そういった色合いは就職活動などの場には適さないとされることが多いため、将来を見据えて選ぶ際には慎重に判断しましょう。
大学入学式で男性におすすめのバッグタイプとは?
先ほどトートバッグをご紹介しましたが、それ以外にもいくつかの選択肢があります。
入学式という場面や今後の学生生活に応じて、自分に合ったバッグを選ぶのがポイントです。
ショルダータイプのバッグ
肩にかけられるタイプのバッグには、ビジネスライクなブリーフケースやリクルート仕様のものがあります。
中でも2way仕様(手提げとショルダー両方で使えるタイプ)は、シーンに応じて使い分けができるため便利です。
PC収納バッグ
ノートパソコンを安全に持ち運べるスリムなバッグも選択肢の一つです。
クッション性があり端末を守ってくれますが、収納力はあまりないため、他の荷物が多い場合にはやや不向きかもしれません。
サークル活動や趣味の道具も一緒に持ち運びたいなら、パソコン用ポケット付きのリュックタイプが便利です。
一つのバッグに荷物をまとめられるため、通学時にも重宝するでしょう。
ブリーフケース
もともとは書類運搬用のバッグですが、現代ではノートPCやA4書類を収納できるビジネスバッグとして活用されています。
デザインがかっちりしすぎていないものを選べば、学生でも使いやすいアイテムです。
ただし、完全にビジネス寄りのブリーフケースは入学式にはやや堅苦しく見える場合もあります。
選ぶ際は素材や色で少し柔らかさを演出できるものが良いでしょう。
いずれのタイプを選ぶ場合でも、「色味や全体の印象がフォーマルな場にふさわしいかどうか」は忘れずにチェックしてください。
大学入学式におすすめのバッグブランド(男性向け)
「どんなバッグがいいか分からない」という人のために、フォーマルなシーンにも合い、かつ学生の日常使いにもマッチする代表的なブランドをいくつかご紹介します。
大学生活が始まると、次第に服装や持ち物もカジュアルに寄っていく傾向がありますが、「いざというとき用」にきちんと感のあるバッグを一つ持っておくと便利です。
おすすめブランドその1:PORTER(ポーター)
日本発のブランドで、シンプルながら洗練されたデザインが特徴です。
どんな場面にもなじみやすく、耐久性も高いので長く使えます。
おすすめブランドその2:COMME CA(コムサ)
学生でも手の届く価格帯であり、上品なデザインのバッグや小物が揃っています。
少し背伸びしたアイテム選びをしたい時にぴったりだと言えるでしょう。
おすすめブランドその3:Orobianco(オロビアンコ)
イタリアのブランドで、品のあるデザインが魅力的です。(少し高価ですが、大人びた雰囲気を演出できます。)
大学生〜社会人にも支持されています。
おすすめブランドその4:TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)
フォーマルシーンにも強く、自立式のしっかりした作りが特徴です。
就職活動でもそのまま使えるバッグが多く、長期的に使いたい人に最適でしょう。
おすすめブランドその5:洋服の青山
スーツ専門店だからこそ、スーツに合うバッグが豊富に揃っています。
価格帯も幅広く、予算に応じて選べるのが魅力です。(参考価格:6,000円~30,000円前後)
これらのブランドはいずれも信頼性が高く、実店舗やオンラインでのレビューも豊富なので、購入前に使用感をチェックしやすいのもメリットです。
「とりあえず一つ持っておきたい」という方は、ここから選んでみると間違いないでしょう。
入学式に持っておくと安心な持ち物リスト
大学の入学式当日は、特別にたくさんの荷物を持っていく必要はありませんが、いくつか基本的なアイテムを用意しておくと安心です。
これまでご紹介してきたように、「完全に手ぶら」の状態は、避けるほうがベターでしょう。
実際、バッグがあるだけで気持ちにも余裕が生まれます。
以下は、入学式当日あると便利な持ち物の一例です。
・財布(身分証明書や交通ICカードを含む)
・スマートフォン
・ハンカチやティッシュ
・筆記用具(メモ用として)
<書類整理・収納に便利なもの>
・カバン(手提げ・リュックなど)
・A4クリアファイル(配布資料を折らずに保管できます)
<その他あると便利なもの>
・交通費や定期券
・入学許可証、案内書類など学校からの書類一式
女性の場合は、以下のような小物を持参しておくと安心です。
入学式では、急な手続きや書類記入などが発生する可能性もあるため、必要最低限の荷物をまとめておけるバッグがあると何かと重宝します。
なお、わざわざ入学式のためだけに新しいカバンを購入する必要はないでしょう。
今後のキャンパスライフや、就職活動でも活躍できるアイテムを選んでおくと、長く使えてお得です。
まとめ
今回は、大学入学式における男子学生のバッグ選びについてまとめました。
入学式は正式なセレモニーですが、バッグの種類に明確なルールはありません。
ただ、スーツに似合う落ち着いたデザインを選ぶことで、全体の印象をきちんと整えることができます。
特におすすめしたいのは、今後の学生生活でも役立つ実用性の高いバッグです。
通学や資料の持ち運びに使えるもの、さらに先々のインターンシップや説明会にも応用できるものを選んでおくと、長く活躍してくれること間違いなしでしょう。
実際のところ、大学生活が始まると次第にカジュアルな持ち物に切り替える人が多いのも事実です。
しかし、いざというときに恥ずかしくない、少しフォーマルなバッグを1つ持っておくと非常に便利です。
結論として、入学式に持参するバッグは「派手すぎず」「清潔感のある」黒や濃紺などの色合いがおすすめです。
普段使っているもので条件を満たしていれば新しく買い足す必要はありませんが、今後のライフスタイルを意識して選ぶと、より後悔のない買い物になるでしょう。