初節句の挨拶や乾杯は誰が行うべきなのか?例文サンプルを交えながら紹介!

初節句で行う挨拶や乾杯の例文サンプルなど 文化/風習

子供が生まれたという報告を両親や親戚などにした後、「もうすぐ初節句だな」という言葉を聞くことになるかもしれません。

この言葉が、普段から交流がある両親や兄弟などからのものならまだしも、ほとんど冠婚葬祭の際にしか顔を合わせないような親戚から聞くと、何だか堅い伝統行事のように感じてしまうのではないでしょうか?

しかし、初節句はそのような堅苦しいものではなく、気軽に祝うことができる行事なので、ご安心ください。

本記事では、初節句の挨拶や乾杯の方法(簡単な例文と共に)などを紹介していきます。

初節句とは何か?

初節句とは、子供が生まれて初めて迎える節句のことを指し、男の子の場合は端午の節句(5月5日)、女の子の場合は桃の節句(3月3日)です。

生まれた日がこれらの節句に近い場合や、特別な事情がある時には、翌年に節句を祝うこともあります。

通常は指定された日に行いますが、日程が合わない場合は、その前後で調整することが多いです。

節句と聞くと、格式ある行事のように感じるかもしれませんが、実際にはそこまで堅苦しいものではありません。

過去には、親戚を招いて特別な会場を設け、節句にちなんだ縁起の良い食べ物で祝う風習がありました。

縁起物としては、鯛を筆頭に、豆、海老、赤飯、ちらし寿司などが振る舞われ、節句に応じて異なる食べ物が用意されていました。

端午の節句では「柏餅」や「ちまき」が、桃の節句では「はまぐりのお吸い物」や「菱餅」がそれぞれ準備されます。

今日では、「こどもの日」や「ひな祭り」として知られ、規模は異なれども本質的には同じです。

現代では、核家族化や共働きなどの影響で、皆が忙しいため、親密な関係の人物(両親、兄弟、祖父母)だけで、家族が集まることのできる広い家に集まって、賑やかにお祝いを行うのが一般的になっています。

初節句のお祝いでの挨拶に活用できる例文サンプル

初節句のお祝いを行う際は、身近な人(両親、兄弟、親戚など)が集まることが多いです。

堅苦しい行事ではないのですが、「お祝いの挨拶」を行うことが定例となっています。

このような場では、家族の代表として父親が挨拶を行うケースが多いです。

特に家庭での初めての節句の場合、多少の緊張は避けられないかもしれません。

そこで、初節句のお祝いで、挨拶を行う際に役立つ例文サンプルをご紹介します。

「皆さま、本日は忙しい中を割いて集まってくださり、ありがとうございます。我が子、○○(子供の名前)が無事に初節句を迎えることができ、大変嬉しく思います。

たくさんの祝福もいただきまして、心から感謝しております。

実は、○○が生まれてから早いものでxヶ月が経ちました。この短い間にも、家族にとって忘れられない多くの出来事がありました。

(これまでの出来事を少し紹介する。)

これからも、○○の成長を温かく見守っていただけると幸いです。

ささやかながら、食事もご用意しておりますので、どうぞごゆっくりお楽しみください。」

必ずしも、この例文サンプルを完全に暗記して、挨拶を行う必要はありません。

大切なのは、挨拶の要点を押さえながら、自分の言葉で伝えることです。

重点的に伝えるべきポイントは、以下の通りとなっています。

・参加者への感謝の気持ち
・子供の成長について
・過去に起きた出来事の紹介
・今後もよろしくという意思表明

実際に挨拶を行う際は、これらを意識しながら、自然体で話すことを心掛けると良いでしょう。

初節句のお祝いで乾杯の音頭は誰が取るのか?

先ほど挨拶の際は父親が行うのが一般的とお話ししましたが、全ての挨拶を父親が担当する必要はありません。

食事が始まる前の乾杯のタイミングでは、子供にとっての祖父が音頭を取ることもあります。

挨拶や乾杯を一人で全て担当することにプレッシャーを感じる必要はなく、事前に家族や親戚と話し合って、それぞれの役割を決めておくとスムーズです。

乾杯の音頭を取る際には、料理が冷めないように手短に済ませることが望ましいです。

以下に初節句で乾杯を行うの際の簡単な例文サンプルを紹介します。

「本日は、○○(子供の名前)が元気に育つことを願い、集まっていただいた皆さまの健康を祈って、乾杯をさせていただきます。乾杯!」

このように短くても大丈夫ですので、気軽に乾杯を行うといいでしょう。

節句のお祝いでの締めの挨拶の進め方

節句のお祝いの締めの挨拶については、開始時に挨拶をした父親が再度行うのが一般的です。

また、夫婦(父親&母親)が、一緒に挨拶をする方法も素敵なのではないでしょうか。

締めの挨拶では、参加してくれた皆さんへの感謝の気持ちを表し、さらには参加者の健康と幸せを願う内容を含めると良いでしょう。

また、自分たちが成長途中であることを謙虚に述べた上で、これからも家族一同を温かく見守ってもらいたいという願いを込めると、感動的な締めくくりになるでしょう。

まとめ

今回は、初節句の挨拶や乾杯の方法(簡単な例文と共に)などについてまとめました。

節句のお祝いは家庭内で行うことが一般的ですが、記念写真を撮るために写真館を訪れたり、神社で特別な祝詞をあげてもらったりする家庭もあります。

この行事の本質は子供を中心に家族が集まり、共に楽しむことですので、何よりも気軽に楽しむ心持ちが大切でしょう。

当日は、この特別な瞬間を写真に収めて、素敵な思い出として残してみてください。

タイトルとURLをコピーしました